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カテゴリ:徒然なるままに
私が働いているWOODPROの工場は、廿日市市峠というところにありますが、廿日市市の旧市街地から、標高にして300M上がって、明石峠という峠を越えた先。 人口も減少の一途で、高齢化も進んでいます。 広域合併の前は「佐伯町」という町でした。 そこに唯一あったパチンコ屋も、昨年閉店しました。 写真は、閉店したパチンコ屋の向かいのコンビニから撮ったものです。 明かりが消えて廃墟のようなパチンコ店から立ち上る炎のような夕焼けが印象的でした。 私が人生の中でパチンコに費やした金額は、なんと、500円。 大学時代に試しに行って、あっという間にスッたのですが、それ以来40年以上、トイレを借りる以外にパチンコ屋に入ったこともないくらいです。 勝てる気がしなかったことと、お金もなかったのがパチンコをしなかった理由です。 私が大学時代を過ごした40年ほど前は、高校卒業と同時に「酒・たばこ・パチンコ OK」という暗黙の了解があって、大学の新歓コンパでは酒を飲むのが当たり前で、急性アルコール中毒で運ばれる人も結構いました。 OK であるからには、しないと損だとばかりに、高校を卒業すると、酒を飲み、たばこを吸い、パチンコに行く、というのが男性としては当たり前。 逆に、しないと「なんで?」って感じでした。 高校時代卒業後であれば「不良」と呼ばれることもありませんでした。 本来、ギャンブルは公営のみのはずですが、賭博であることは明らかなパチンコは、戦後の矛盾の遺物といってもいいかもしれません。 今の時代、高校を卒業しても、建前上は二十歳までお酒もたばこも厳禁。 先輩に酒を勧められても「私、飲めないんで」と断ること問題なし。逆に、酒を強要すると、ハラスメント。 最近、テレビで、昭和の常識を振り返って、若者が驚く、という「前時代回顧型番組」も増えているようですが、当時の常識は、今の非常識になってますね。 世の中には、楽しいことがいっぱいあって、それでも時間は一日24時間。 労働時間は40年前よりも、相当短くなっていますが、それでも時間は足りません。 趣味も細分化され、その細分化された趣味の仲間が、ネットを通じてつながることで、さらに細かく深くなっているようです。 40年前のように、高校を卒業したら、とりあえず、「酒」「たばこ」「パチンコ」という時代ではありません。 逆に、そんなことに時間とお金を使うのはもったない、という時代になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/08/09 09:55:35 AM
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