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カテゴリ:徒然なるままに
夏休みには、田舎のお墓参りに行く。 これが子供の頃のあたりまえのことでした。 戦後の高度成長で、農村から都会に人が移動しましたが、都会に住む人の多くには生まれ育った「田舎」というものがありました。 お盆やお正月には、その田舎に親戚が集まってきて、普段は会えない「いとこ」たちと遊んで、とっても楽しかった記憶があります。 その「田舎」も代を経て、田舎で育った人もすでに亡くなったりしてくると、田舎に集まるということ自体が少なくなっているのでしょう。 我が家の場合は、今年88才になった父が健在で、田舎で百姓をしていたりするので、今も「田舎」が生きていますが、周辺には空き家も多くなりました。 うちの子らは、就職して首都圏に住んでいますので、孫たちも「田舎」は別世界。 「ひいじいじ」と、トマトやキュウリやナスを収穫することも、きっと夏休みの思い出になるのでしょう。 さて、私の父の田舎である、吉和村には、「釣り堀」があるのですが、今年のお盆休み、生まれて初めて行ってみました。 その「釣り堀亭にしむら」のシステムは、竿一本1時間4000円。 釣り人は何人変わってもOK。 釣り放題ですが、釣れなくても10匹はもらえる、というもの。 「釣り堀」なので、簡単に釣れるのかと思いきや、これが意外に難しく、初心者ばかりの我が家の集団は、一本の竿に悪戦苦闘。 1時間の持ち時間の半分を無為に過ごしてしまいました。 それでも、釣り堀のお兄さんの助言などもあって、イワナなど、4匹をゲット。 そこに、アユなど6匹を足してもらって、塩焼き、空揚げ、南蛮漬けに調理してもらって、みんなでいただきました。 調理台は、一匹200円。 やっぱ、釣りたてはおいしいですね。 9人でやってきて、1時間4000円(調理台を含めると6000円)で、おいしい川魚を食べることができる、と考えると、まあまあリーズナブルなアクティビティとも言えます。 廿日市市吉和の標高は600M。 日中は結構暑いものの、夜には気温も下がってきて、毎日のように朝霧に包まれます。 昼間に蒸発して大気の中にあった水分が、気温が下がるにつれて霧となっていきます。 そのため、高原の朝は、大地全体が夜露に濡れてしっとり。 高原野菜のおいしさというのは、そういう環境に起因するんでしょうね。 こちら、朝の散策で撮った一枚。 橋の欄干にかかった蜘蛛の巣にも、水玉がびっしり。 「結露」ですね。 お盆の季節、近くの神社には、「キツネのカミソリ」が群生していて、とてもきれいに咲きます。 孫たちにも、夏休みの田舎の記憶が、素敵な思い出になればいいな、と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/08/24 07:31:43 AM
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