あけやんの徒然日記
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先週までの東京出張の前に、大井川鉄道(正しくは"鐵道"です)に乗ってきました。大井川鉄道はSLの運転を行っているローカル私鉄として有名ですが、その辺の話は後日にするとして、今回はその大井川鉄道で運転されているローカル列車の話です。 大井川鉄道は前出の通りSLを運転している鉄道なのですが、ローカル列車までSLが牽引しているわけではなく、普通の電車が運転されています。かつては廃止された北陸鉄道の車両なんかもあったわけですが、現在はなぜか元関西の私鉄で活躍していた車両が多いのです。今回の話として取り上げた元南海の車両以外にも、京阪の特急車だった3000系とか現在でも近鉄南大阪線で活躍しているやはり特急車の16000系がそのままの塗色で活躍しています。いずれの車両も乗ったことがありますが、やはり思い入れの大きいのは今回取り上げる南海21001系です。 南海21001系は1958年に南海高野線を走る特急、急行用として登場。現在では線形が改良されましたが、河内長野以南では急勾配、急カーブの連続する区間が多く、特に橋本以南では現在でもその状況が続いています。このような区間を平坦区間はかっ飛ばし、急勾配区間はしっかりと上り下りする車両として登場したわけなんです。「ズームカー」とは、カメラのズームレンズのように一つで広角から望遠まで使えることを例えたものと聞いています。 車体は急カーブが続く区間を走るために短めの17mとなっていますが、特急にも使われたために、車内はこのような転換クロスシート(今で言うJRの223系新快速のようなシート)となっています。(ロングシートの車両もあり) また、正面は当時国鉄や他の私鉄でも流行していた「湘南顔」(国鉄の70・80系電車の正面に酷似)で、塗色は淡緑に濃緑のラインという軽快なものです。 ただ、永年の使用により老朽化が進んだために、1997年を最後に引退してしまいましたが、2両編成×2編成が幸運にもこの大井川鉄道へ移籍することができました。(他には島根県の一畑電車へも2両編成×4編成が移籍) 個人的には、高野線を利用する際には好んでこの21001系に乗っていたのを思い出します。あの淡緑に濃緑のラインの塗色は、当時の南海の標準色だった濃緑と淡緑のツートンカラー(高野線の他の車両はステンレス車体なので銀色一色ですが)よりも軽快だし、車両自体もかつて国鉄阪和線を走っていた70系電車にも似ていたこともあったのですね。 そんな21001系が引退して、遠く静岡の地で活躍していることは知っていましたので、今回乗ることができたらいいなと思っておりました。どの車両が来るのか時の運だったのですが、SL列車からの折り返し駅の下泉駅で待っているとやってきたのは見覚えのある塗色、「やった、21001系!」小躍りしながら写真を撮っていました。 残念ながら塗色は保たれているものの塗装はかなりくたびれており、さびの補修はされていますがパテ埋めの状況がうまくないので、凸凹になっていました・・・。編成も南海当時の4両編成ではないのですが、室内の状況は南海当時のままだし、扉に貼られたステッカーにはこのようになっていました。 2004年3月31日付けで閉店した関西国際空港にあった「エアロプラザタカシマヤ」の広告です。こういう当時の広告も残っているのが特徴です。 この列車は終点の金谷駅で降りましたが、もうすぐ製造後45年になろうとしているこの車両、補修跡が痛々しいのでこの先どれくらい活躍するのかわかりませんが、いつまでも古き良き南海のままで活躍してほしいと思いました。
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