先日の久美浜への出張時に乗り換えた豊岡駅構内でちょっと懐かしいものをみつけました。かつての国鉄の駅ではこのような駅名標をみかけたものですが、JRになってからはほとんどみかけなくなりました。
![0679.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000117047/42/img422147e2zikdzj.jpeg)
どうです、私と同じくらいの年代の方なら懐かしく思い出されるのではないでしょうかねぇ。いたってシンプルなもので、その駅の所在地として例えば、「兵庫県豊岡市」なんて書かれていましたね。
JRになってからは、会社によっては会社のカラー(JR北海道なら黄緑色、JR四国なら水色)が配色された駅名標になっていたり、JR西日本ではアーバンネットワークエリアではそれらのラインカラーを配色していたりしています。分かりやすくなってはいますが、個人的には無骨でシンプルなこのようなスタイルがなんとなく好きですね。
そういえば今は新線になっていますが、福知山線の宝塚~三田の間には「生瀬」、「武田尾」、「道場」の3駅がありますが、国鉄当時の駅名標の所在地をみていると「生瀬=兵庫県西宮市」、「武田尾=兵庫県宝塚市」、「道場=兵庫県神戸市」とめまぐるしく変わっていたのを覚えています。まぁ、これはその昔六甲山をめぐって一騒動があった名残だそうですが・・・。
話を戻して、この駅名標のある場所は駅のホームの端っこのところで、偶然残されているのか、それともわざと残しているのかわかりませんでした。豊岡駅自体もきれいに改装されていましたし、この駅名標もいつまで残されるか分かりませんけど、とりあえずは見つけることができてよかったです。