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テーマ:鉄道(23064)
カテゴリ:駅
ふらっと立ち寄った駅を紹介するこのシリーズ、第51回目は近鉄の天理駅です。
天理駅は近鉄とJRの駅が同居するような形になっていまして、高架がJR線、近鉄はこの高架の少し奥に駅があります。 近鉄天理線は、近鉄橿原線の平端から分かれて天理にやってくる路線で、この天理が終点となっています。 私は天理には何度かやってきたことがありますが、いずれも車でした。列車でやってきて駅に降り立つのは初めてです。ましてや近鉄天理線に乗るのも初めてでした。 さて、天理駅に列車が入る直前に蒸気機関車と客車が見えましたので、行ってみました。 保存されていたのは、蒸気機関車を代表する形式のD51形でした。この691号機は1942年に国鉄鷹取工場で製造、主に奈良周辺で使われてきた機関車であるとのことです。 その後ろには、茶色い客車が連結されていました。客車もセットで、しかもちゃんと屋根付きのフェンス付きで保存されているのはいいですね。自由に立ち入ることができないのはもどかしいのですが、いたずらされてモノを盗られるよりはいいのかな。 ちなみに、茶色い客車もなかなか貴重なものでして、オハ61という元々木造車両だったものを車体を鋼製化して作り替えたものなのです。よって、車内は向かい合わせのクロスシートが並んでいるものの、その背ずりはクッションのない板張りとなっていまして、その様子は天理駅に到着する列車の車内から辛うじて見ることができました。 初めてやってきた天理駅ですが、天理といえば高校野球(それ以外のスポーツも強いのですが)の強豪校の天理高校と天理教で有名となっていますけれども、個人的には前出のような貴重な車両を大切に保存してくれていることに感謝したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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