テーマ:天然石のある生活(460)
カテゴリ:マダガスカル産
お盆帰省からの復帰第1弾!
……と言ってもお盆にも、帰省にも、田舎にもまったく関係のない石です。 写真を見ればおわかりのようにローズクォーツ。 マダガスカル産のフリー・カットです。 右側の画像で、右下にひびのように写っているのは、ひびではなくファントム状の層です。 それ以外はほとんどクラックも目立つインクルージョンもありません。 ローズ・クォーツはほとんど色味を感じないものから、 ディープ・ローズと言われる紫色がかって見えるほど色の濃いものまで その色合いはさまざまです。 個人的にはブラジル産よりもマダガスカル産の方が透明度が高く、 色が濃いものには透明度の高いものが少ないかも……と思っています。 もちろん、色が薄くても透明度が低いものも多いですが、 遠目に見てもはっきりピンクに感じるローズ・クォーツで、 透明度の高いものは、ほとんど見たことがありません。 さて、写真の石ですが、 クラックやインクルージョンが少ない割に色は濃いめ。 単独ではわかりにくいですが、タンブルや丸玉と並べると、 はっきりとピンクです。 ……ところが、肝心の透明度はといえば、あまり高くありません。 先ほど、目立つインクルージョンはないと言いましたが、 実は左側の画像でおわかりいただけるように、 内部がなにやらもやもやとした状態になっているのです。 ローズ・クォーツの色は、チタンがわずかに混入しているからだとも、 (ルチルの混入と説明されている場合もある) 燐の混入によるものだとも言われていますが、 (塊状の場合はチタン、自結晶の場合は燐という説もあり) いったいこのもやもやは何なのでしょう。 肉眼では微細な針状結晶がキラキラと混入しているようにも見えるのですが……。 この状態に似ているかもとおもうのが、実はジラソルです。 マダガスカル産のジラソルの一部には、 ここまで顕著ではありませんが、ややもやもやしているように感じたり、 微細な針状のものが見えたりするものがあります。 透明度の具合も似通っています。 違う点は、ズバリ、色。 色がピンクだと言うことで、ローズ・クォーツと呼んでいますが、 実は「ローズ・ジラソル」というものは無いのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/06 05:36:18 PM
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