カテゴリ:ネパール産
これぞデジカメマジック! ……と、おことわりしておかなくてはならない一枚です。 写真にありますとおり、石はカヤナイト。 産地はネパールのガネーシュ・ヒマール。 おまけにガーネット付。 実はこの石、みかけはものすごく渋くて、青と言うより青っぽい黒か茶色。 層になった板状の結晶と、光に透かしてわずかに光を透す部分の青い色で、 「カヤナイト……だよねえ?」とわかる石なのです。 大きさは、3.5センチほど。ガーネットに至っては直径わずか1ミリほどで、 くっついている中の2つほどがきらりと光る程度です。 ガネーシュでカイヤナイトが産出することは知っていましたし、 見る機会も何度かあったのですが、 「確かに青は濃いようだけど、これならブラジル産があるからいいや」 ……と、今まで手を出さずにいました。 しかし、小粒とは言えガーネットというオプション付であることと、 ものすごく渋い見かけにほだされ、初ゲット。 カメラを向けてみたら…… 化けた! えーっ、この石、こんなにきれいだったの!? ……と、撮った本人がデジカメマジックにやられました。 肉眼で見るよりはるかに青く、ガーネットも鮮やかに輝いて、 渋ーく古びて見える部分は白く光を反射して目立たなくなり(笑)、 ワイルド感だけが際立って……。 まるで、長年人々の崇敬を集めた山の寺院に眠っていた工芸品のよう。 いやいや、写真で化ける前から、ガーネットの付具合が 古びた工芸っぽいとは思っていましたが、写真で化けるといっそう見応えアリ。 化けたというと言葉が悪いので、これも石の表情のひとつだったのだと 言ってあげたいですが、この違いっぷりはいっそお見事。 うっわー、なんだかものすごくトクした気分! ……と、喜んで写していたら、見た目通りの渋い写真を撮るのを忘れました。 デジカメマジックのビフォー・アフターは後ほど。 今も実物をそばに置いていますが、あまりにも違いすぎ。 すてきだわー……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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