カテゴリ:アクセサリー&手作りもの&番外編
結晶ならともかく、ビーズのロードクロサイトには興味なし。
……と言っていたくせに買ってしまったビーズがあります。 その名もめでたいゴールデンインカローズ。 ちょっと言い訳させていただくと、 私はこれをロードクロサイトではないと思っていました。 春ブレス・2で使ったトリプライトの別名が ゴールデン・インカローズだと聞いていたからです。 お店で見つけて、おお、トリプライト! と、にんまり。 最初のトリプライトよりも質が良く、これならゴールデン・インカローズの コマーシャルネームも頷けるようなビーズです。 ところが。 ほぼ時を同じくして、WEBショップに見た目そっくり同じ石が 「ワグネライト」として出ているではありませんか。 別の人からは「ロードクロサイトにも見える」というご意見も。 ……トリプライトなのか、ワグネライトなのか、それともロードクロサイトなのか。 調べてみても不明。 調べると、国内サイトでトリプライトの別名がゴールデンインカローズだという情報は出てきます。 しかし「Golden Inca Rose」で検索してみてもTripliteやWagneriteでも、 海外サイトではビーズがヒットしてこないのです。 原石では、トリプライトもワグネライトも、同じような色の結晶で、 パイライトとともに産出している写真を見つけることができました。 ……というわけで、今のところこの石は正体不明。 中のクラックというか白っぽい筋の入り方で見ると、 ロードクロサイトっぽくはないような気がするのですが。 さて、この石、ロードクロサイトの名前が付いていても、 色味はピンクというよりオレンジ。母岩と一緒になって透明度が落ちると、 サーモンピンクといった色合いです。 しかも、がっちりパイライト入り。 連のビーズの中にはほとんどパイライトのみのものもあって、 それはそれでおもしろい表情をしています。 このパイライトとオレンジが買った色合いが「ゴールデン」のゆえんなのでしょう。 気持ちはわかりますが、個人的な印象を言わせてもらうと、 インカローズを「少女」「若い女性」と例えるならば、 「ゴールデン・インカローズ」の方は「強い女」。 オレンジとパイライトの金色という華やかな色合いでありながら、 感じるのはむしろ「度胸」。 決して普通のインカローズと同列に並ぶ石じゃあないでしょう、これは。 そんな「度胸の据わりっぷり」に惹かれて選んでみたものの、 どんな石とあわせたらいいのか、思案することしばし。 もしかしてこれでどうだ!……とあわせてみたのが「サンストーン」 できあがったのは…… なんだか「暑そうな」ブレス。 さざれと長細いカットと、ボタンカットの三種類のサンストーンに、 インドルビー、ブロンザイト、アンバー、オニキス、 ルチル入り水晶もルチルが赤いもの、 そして赤みを帯びた黒ビーズという位置づけのハイパーシーン。 暖色、それもシャープな赤と言うより「暑い」色。 サンストーンは、かなり前におもしろくて買ってみたのもの、 意外に使いづらくて、これまで使ったことがありませんでした。 今回は、初、サンスートンブレスでもあります。 いつもなら柔らかな色や反対色の指し色を組み込んで 「抜け」を作るのですが、今回はそれもなし。 どこからどこまで赤い、ホットなブレスになりました。 そこで付けたタイトルがafterglow。 「残照」、つまり日が沈んでもなお空に残る赤い光のことです。 ところで、この場像を用意しながらニュースを見ていたら、 明日がなんと立秋。 明日からは暑さも「残暑」となるそうです。 あまりといえばあまりのタイミングに思わず感心してしまいました。 そうか、これはまたの名を「残暑ブレス」なのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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