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2007/12/09
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カテゴリ:インド産
まにからん

インドはパルバティ渓谷の一角、マニカラン村からやってきた(らしい)、
触像水晶です。

最近では「アイス・クリスタル」の名前で見かけます。
同じ水晶のことを、アゼツライトでおなじみのロバート・シモンズ氏は
「ニルヴァーナ・クォーツ」と呼び、
「アイス・クリスタル」の名前の由来と同じく氷河の下から
(氷河が溶けたあとから)見つかった、という意味を込めているのか、
グレイシャー・クォーツ(注:グレイシャーは「氷河」の意味)と
呼んでいるところもあるようです。

画像には「Ice Crystal」の文字を入れてみましたが、
私がこの水晶を初めて手にしたのは、その名前で呼ばれるよりも先でしたから、
私にとっては「アイス・クリスタル」でも「ニルヴァーナ・クォーツ」でもなく、
「インド・ヒマラヤ触像水晶トライゴーニック付き」(長!)。
最初は初めて自力で見つけたトライゴーニック付きであることに
ほくほくしていましたが、今ではすっかり「触像」であることがメインの魅力になっています。

さて、写真の石は、普通売られているアイス・クリスタルの欠片……といっても、
欠け落ちた破片ではなくて、溶けに溶けて小さくなったものという感じ。
まるで、お菓子のミルフィーユのように
パイ皮ならぬ薄い石英の層を重ねたような、不思議な形状をしています。
水晶では、「スケルタル」の名前で呼ばれている水晶のように、
重ねたパイ皮のような層状に結晶する水晶がありますが、
これは、層状に結晶したのではなく、「溶けて層状になった」もの。

大きさは、写真に写っている角度の高さで3.5センチ、
掌に握り込める小ささで、すでにどこが柱面で、どこが錐面か、
結晶のどの部分であるのかも定かではない、立派な「欠片」です。

一般的な見方では「B級品」。
こんなかけらのどこがいいのだと言われてしまうかもしれません。
しかし、私はこの石がおもしろくて好きです。
溶けきる一歩手前でとどまった、最後の表情。
溶け消えていくことで水晶という概念から自由になったかのような、奔放な形。
こんな「欠片」なのに、元はシンギング・クリスタルであったことを物語る
「音」もとどめています。
そして何より、そういう「魅力」と思えるものを
自分の目で探し、その課程や理由を考えていくことがおもしろい。
そう思えてなりません。

時に「ラベンダー・アメジスト」と呼ばれる淡い色合いのアメジストや、
内包物を大量に含む水晶である「スーパーセブン」に対して、
かつては「屑石」であったものに適当な名前を付けて
もっともらしく売っている、と、批判的な言い方をすることがあります。

これについては、ある意味で一理あり、別の側面からは全く賛同できません。
宝飾品という「基準」では、色の淡さ、内包物の多さはマイナス点となり、
ある石は、「屑」とされるグレードに分類されるかもしれません。
だとしても、それは一つの基準の上でのことであり、
淡い紫色の美しさ、内包物が作り出す表情のおもしろさ否定するものでは
あり得ません。

時に、パワーストーン……私は願掛けとか石の意味を重視しないので、
パワーストーンと言うよりも「石好き」といいたいですが……は、
アクセサリーあり、原石ありで、宝飾品よりももっと自由に、
もっと個人の感覚で石を楽しむことができる分野です。
そこに、一方的な基準を振りかざし、
たとえば淡いアメジストの色合いを美しいと思うこと、
内包物のおもしろさに魅力を感じる、
時に欠けた形ですらそこに何らかのイメージを見いだして愛でる……
そういう個人的な感覚を否定するのは、ナンセンスでしょう。

もっと広く、自由に楽しくあれ。
水晶にも石にも見えなくなってしまった欠片を手に、
そんなことを考えました。











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Last updated  2007/12/09 11:45:32 PM
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