カテゴリ:マダガスカル産
セプタリア、またはセプタリアンとも呼ばれる、 マダガスカル産の石です。 石というより岩……かも。 灰色の泥灰岩にひびが入り、ひびの中にクリーム色のカルサイトが結晶しています。 泥灰岩とカルサイトの間の茶色の部分は、アラゴナイトだそうです。 マダガスカルだけでなく、アメリカなど各地でも見つかります。 泥灰岩のノジュール(塊)にひびが入り、その中にカルサイトが結晶することで ひびが押し広げられたようになり、割ってみると、 中心から外に向かって何本もひびが入っているように見えるそうで、 ひびが七方向に入っているように見える(必ずしも七方向とは限りませんが)ことから、 ラテン語で7を意味するseptemにちなんで名付けられたもの。 丸いノジュールにひびが入っているようすから、亀甲石とも呼ばれます。 実際にノジュールをまっぷたつに切断したものを売っているのを見たことがありますが、 マダガスカル産のものでは、見たことがありません。 マダガスカル産のセプタリアは、たいてい丸玉やエッグ、タンブルなどに磨かれています。 最初に見たセプタリアは、「ドラゴン・ストーン」という名前で売られていました。 奇妙な模様と「ドラゴン」という名前に興味を覚えたものの、 適当な大きさのものに巡り会えず、写真の石を手にしたのは、 かなり後のことです。 実際手にしたセプタリアは、カルサイトの色合いがとてもやさしく、 なにやらお堅そうなイメージのラテン語の名前(セプタリア)、 亀甲石、ドラゴンストーンという名前とは逆に、なんだかなごみ系なイメージです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/12/27 10:30:54 PM
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