ワインヲタ入門生のチラシの裏

ここ数年流行？の雑穀米。私も、十五穀米をよく食べます。

栄養価が高いのはもちろんの事、噛んだ時に甘み、旨みを強く感じられますし、香ばしさもあって食べても美味しいですよね。実は、甲州やリースリングを飲みながら和食を頂く時は、雑穀米も一緒に食べたりしています。相性は相悪くないんですよ^^

さて、噛み締めたときより甘みが感じられるよう、やや固めに炊飯するのが好みでして、水加減には結構気を使うのですが、今回は水が足りず見事に失敗です^^;
ボソボソで、米の表面がザラザラ。また、底の方では逆に水浸しでべたべたというなんとも酷い有様でした。

さて、これをどうやって片付けるかという事で、先ずは味噌仕立てのおじやにしてみたのですが、これが見事にダメダメ。米のザラザラ感がしっかり残り、おじやでねっとりしていながらも表面はザラザラというなんとも言えないものになってしまいました。

そこで、今度は、おじやでも洋風の、リゾット的調理法をしてみたところ、これが結構な当たりでした。
具材と一緒に米も炒めるので、そこで油が回ったおかげか(結構入念に炒めました^^:)、チーズをたっぷり使ったからか、ザラザラ感がほぼ無くなりすんなり食べられました。

味付けは２種類試してみました。最初に試したのはトマト味。ベーコン、玉ネギ、ナス、パプリカ、アスパラガスとボソボソご飯を、ニンニクの味と香りをつけたオリーブオイルで炒め、チキンブイヨンとトマトピューレ、それに野菜ジュースで煮、最後にたっぷりパルメジャーノをかけました。


次に試したのは、チーズ＋豆乳。ベーコン、玉ネギ、アスパラガスはトマト味と変わりませんが、こちらにはエリンギとシメジをたっぷりと使い、とろけるチーズも一枚加えて煮て、仕上げにはやっぱりたっぷりパルメジャーノです。
トマト味ももちろん美味しいのですが、どちらかというと白米の方が合うのかなといった印象だったのに対し、このチーズ＋豆乳はまさに雑穀米がぴったりといった感じでした。穀類の香ばしさが豆乳の香りによく嵌ります。


アスパラガスにこだわったのは、まあ余っていたということもありますが、食感がザラザラ感を上手くごまかしてくれるかなという目論見もあったのですが、これは狙い通りでした。茸もいい仕事してくれます^^
今回は、とりあえずあった安カヴァ、セグラ・ヴューダス・ブリュット・リゼルバを飲みましたが、トマト味にはやはりサンジョベーゼ、チーズ＋豆乳にはガメイあたりをあわせてみても面白そうです。

しかし、このリゾット風、色々な味が試せますし、調理の手間も、パスタと違ってコンロ一口、フライパン一つで出来てしまうので簡単で楽しいですね(^0^)