テーマ:ワイン大好き!(30392)
カテゴリ:日本ワイン
さて、先日行いました日本ワイン+会のワイン、ここからは赤。今回はワイナリー訪問で買ってきた栃木のワインです。 マスカット・ベーリーA。生産者那須ワインへは今年の3月末にお邪魔してきました。ボルドーのピション・ラランド等のワイナリーで勤められた後、シャトー・ベルナドットの立ち上げに関わられたという渡邊氏が現在ワイン作りを引き継いでいる、100年以上の歴史を持つ老舗ワイナリーです。創業当初はマスカット・ベーリーAやナイヤガラといった品種を栽培、現在はボルドー系品種に力を入れています。訪問時に畑を見せていただいた際にも、棚栽培の古木と垣根栽培の若木があったのが印象的でした。 価格は、写真のお店では1980円。楽天内にも取扱いがあります。 色はしっかり黒さを感じます。基調的にはガーネットでしょうか。エッジにかけてみられました。 香りはまさに樽熟ベーリーA。ほのかなフォクシー感に梅ないしプラムっぽさ、ココア、チョコ、黒ベリー、少々のベジタブルといったものを感じます。時間と共に黒系のニュアンスとフォクシー感が混ざりあい甘いニュアンスになる感じで、さらに、赤ベリーやダークチェリーなど赤さを感じるフルーツが出てきました。 味わいは円やかで穏やかながらも、割りと温かみのある果実味が中心。酸は、乳酸系の明るいものが果実味の奥からのぞくといった感じ。前に出るわけではありませんがダレさせない仕事はしています。タンニンは滑らかで、渋味もあまり感じず。ボディは柔らかなミディアムライト。 会では、鳥肉のモホソースからパエリャの辺りで飲みましたが、やはり鳥肉との相性は素晴らしいですね。 鳥肉の塩気を伴う旨みとワインの果実味+酸のバランスが良くかみ合いますし、鳥の脂とワインのボディ、微かなタンニンの相性も良好です。モホソースとも、ワインの果実味と塩気と甘みの対比のマリアージュが見られましたし、香りの面でもまずまず。 一方、パエリャとは、やはり貝系との相性は、少々の生臭みが出てしまいあまりよくない感じでした。一方、旨みを吸った米は存外いつまみになりました。 樽熟ベーリーAの典型というべきものですが、果実味の出方と酸、樽のニュアンスの強さなどなどバランス感は非常に良く、結構ありそうでない感じになっています。 ベーリーAの赤の定番にしたいワインの一つかと思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年07月04日 00時29分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|