テーマ:ワイン大好き!(30398)
カテゴリ:日本ワイン
今回は甲州です。和食によく合う夏にも美味しい一本。 アルガブランカ・クラレーザ2012。生産者は勝沼醸造。1937年創業の、その名の通り山梨県かったんですね。にあるワイナリーです。元々は近隣の農家が集まって作った共同醸造施設だったようです。現在は山梨を代表する生産者となり、欧州系品種は勿論山梨の個性とも言える甲州に力を入れており、本ワインもその一つですがアルガブランカというブランドを作り、プレミアムなワイン作りを行っています。 セパージュは、勿論甲州100%。価格は写真のお店で1700円です。 色は薄い黄色ながらも少し灰色、グリ感を感じるものとなっています。 香りはまさに甲州。バナナやリンゴといったニュアンスが中心で、そこにミカンやユズといった柑橘っぽさが加わります。さらに、梨、ビワのような雰囲気も感じられました。その他、吟醸酒っぽさないし白い花のような要素も、フルーツ感よりは控え目ですが感じられはしました。 味わいは、旨味が思った以上にしっかり出ていました。酸も、しっとり系ですがしなやかで強さのあるものがキッチリ入っています。その酸と互するようなバランスで、ミカン的な暖かみのある果実味が感じられました。また、後口には微かな苦味も。ボディはライト。クリアーさと柔らかさを併せ持つ飲み口のよさがあります。 食事とは、今回は徹底的に和食と合わせてみました。 イカとワカメの酢味噌あえをつまむと、酢味噌の甘みとワインの果実味が結構引き合い、さらにイカの旨味や塩気、ワカメの香りなどが酢味噌+果実味、香りによる味わいの膨らみのいいアクセントになってくれました。 また、アユの塩焼きと合わせると、アユの身以上に内臓部分との相性が良かったです。香りのバナナの白い花っぽさの部分が、内臓の持つ香りの甘さとよく結び付きます。 その他、野菜の天ぷらや南瓜の煮物なら、甘みとのマリアージュがありましたし、お鮨ならサーモンやマグロ、エビといった味のしっかりしたネタとの相性が良かったです。 まあ、和食との相性は流石の一言です。ここまで言いとは正直思いませんでした。ただ、やはり、刺身のような素材そのものを楽しむものよりも、一手間加えたものの方が相性がいいようです。 あと、ちょっと驚いたのが酵母っぽさがフルーツ感よりかなり大人しかった事です。いつもはもう少し存在感あるのですが、やはりビッグヴィンテージである2012年ならではと言うことでしょうか。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月09日 06時25分03秒
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