テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:泡モノ!
今回はクリスマス前という事でシャンパーニュです。ブラン・ド・ブランのすっきり系。 ブラン・ド・ブラン・グラン・クリュ・ブリュット。生産者シモン・セロスは、クリスチャン・シモン氏とジャック・セロスの妹オデット・セロス氏が結婚して出来た、レコルタン・マニピュランの作り手です。ジャック・セロスがビオディナミと樽発酵を特徴としていたのに対し、シモンは、畑では実質的にはビオロジックというレベルのリュット・レゾネを実践しているものの、シャルドネを樽発酵すると美点が見えなくなると考え、よりピュアな醸造を志向しています。 セパージュはシャルドネ100%。アヴィーズ83%、クラマン10%、オジェ7%という産地の比率だそうです。価格は、写真のお店で5184円。 色は薄い黄色。ブラン・ド・ブラン、樽発酵なしのイメージ通りです。 泡は、流石にシャンパーニュというキメの細かさですが、勢いはかなり強め。刺激は感じます。 香りは、白コショウやマジパン、ハーブ、軽いシナモン的なスパイス感、ヨードっぽさなどが感じられます。また、らしい香ばしさのある酵母っぽさも。ただ、ブリオッシュという程強いそれではありません。加えて、ハチミツも少々。フルーツ感もあり、リンゴ、ミカン、軽いグレープフルーツ等が出ていたでしょうか。 味わいは、ミネラル感と意外にしっかりした果実味の印象が強め。ただ、太くしっとりした酸が、果実味のファーストインパクトの後からグッと存在感を増し、結果としてミネラリーでシャープな印象を残します。ボディもハリとクリアーさのあるライトで、その辺もシャープな印象に影響しているなと。 食事との相性を意識しているそうで、確かに合わせやすさはありました。 お寿司をつまんでみましたが、ブリやマグロなど脂ののったネタには、果実味の濃さや酸のシャープさが嵌りますし、エビイカの甘みにもやはり果実味、そしてミネラル感が行けます。また、白身にもいいですし、アナゴなどにも問題なく万能な印象でした。 また、天ぷらにもやはりいい感じで、ネタの甘みにワインの果実味が合いますし、油感には酸と泡の勢いが効きます。レンコンやアスパラなどの野菜類との相性が特に良かったでしょうか。サツマイモやカボチャなど、甘いものでもOK。ツユよりは、やはり塩ですね。 クリアーでややシンプル、しかし各要素の深さを感じる1本でした。食事にも合わせやすいですし、キンキンはしないので使いやすいシャンパーニュでもあるかなと思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月18日 06時23分44秒
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