テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:オーストラリアワイン
という事で、ここからは先日のサントリーヤルンバワイン会のワインです。ますはヴィオニエの樽無しスタイル。 Yシリーズ・ヴィオニエ2015。生産者ヤルンバは、南オーストラリア州バロッサのワイナリー。バロッサは、有名なバロッサヴァレーに加え、エデンヴァレーやアデレードといったエリアの総称になります。1849年に、イギリス系移民のサミュエル・スミス氏がスタートさせました。ヤルンバとは、先住民の言葉で「全ての土地」という意味なのだそう。 セパージュはヴィオニエ100%。南オーストラリア州の様々なエリアのブドウを使用しています。価格は2000円程度のようです。 色は薄い黄色。ただ、品種特性か少々のツヤ感はあったかも。 香りは、2015年と非常に新しいこともあってか最初は少し還元的な雰囲気も。しかし、それでも白桃やグレープフルーツっぽさ、リンゴ、洋ナシ、メロンといったフルーティさしっかりで、さらにオレンジママレードのような印象もあったでしょうか。そこに、大きな白い花や硝煙的な要素、それに白コショウなども加わる感じ。また、時間をおきますと、還元的な雰囲気は消え、フルーティさに加え杏仁豆腐のようなニュアンスも出て来ました。加えて、アルコールっぽさや胡椒っぽさは少し強まったように思います。 味わいはジューシーな印象。やはりというべきか、果実味しっかりで味わいの中心です。その奥から、乳酸系ながら明るい酸がじわじわと出てくる感じ。後口にかけては、旨みや少々の苦味と共に結構印象を増しはします。ボディはライトですが、なめらかでクリアー、パリッとした印象の口当たりでした。また、開けて直ぐの段階ではちょっと発泡的な刺激も。 会では、エビのスチーム、ウズラ、子羊と合わせてみました。 エビとの相性は良好。ただ、添えてあるクリーミーなソースと一緒よりも、エビ+ナンプラー系のソースだけの方がよりいい感じかなと。エビの質感やソースの旨みと、ワインの味わいがよく馴染みますし、香りの相性も良好。複雑な東南アジアの香りに、ワインの華やかさが寄り添いますね。 ウズラとの相性も悪くなかったかなと。マリアージュ、という程では無いかもしれませんが、肉の旨みや塩気にワインの果実味がいい対比だったように思います。 子羊に関しましては、ブルーチーズのソースありでも、やはり肉のパワーに圧されていました。ただ、肉の弾力有る質感に対してワインの程々のボリュームと口当たりの印象は意外とよかったかなと。 2015ヴィンテージという事で出来立てのワインですが、ブドウ感あってフルーティさを楽しめたかなと。ヴィオニエで良く連想されるコテコテな感じではなく、酸もありますし、フレッシュさを感じられるワインでした。この品種の入り口としても最適なタイプではないかなと。
楽天内にもありますがヴィンテージが1つ古いですね。今どういう状態なのか気になるところではあります。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年11月03日 18時59分35秒
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