テーマ:ワイン大好き!(30846)
カテゴリ:泡モノ!
今回からは、福幸さんでのリースリング会のワインです。先ずはスパークリングから。 日本のあわ・大森リースリング。生産者はシャトー・メルシャンです。以前は大森のあわ、として販売されていましたが、ワイン法を受け、産地と品種の明確な表記の為、ブランドを一新したとの事。日本のあわシリーズは、各産地とそこで育った品種の個性を生かすこと、そして、日本ワインを食前やパーティなど日理幅広いシーンで味わってもらう事をテーマとしているそうで、「シャンパーニュ」や「カヴァ」等の様に、日本のスパークリングを「あわ」と呼んで親しんでもらいたいという思いもあるそうです。このワインのリースリングは秋田県横手産。日本では難しいと言われている品種ですが、メルシャンでは1982年から契約農家さんと共にこの品種に取り組んできました。 価格は、1900円前後くらいです。 色流石に薄いです。淡い黄色くらいのものでしょうか。 泡は決めは流石にそこまで細かいものではないかもしれませんが、勢いや量はキツく無く弱くなくいい塩梅です。 香りは、思った以上にしっかりリースリングしており、ハチミツ感や、それと一体となった軽いペトロール香を感じました。その他、アカシアなどの白い花、それにミカンやグレープフルーツ、レモン、軽いスダチやカボスっぽさ等々各種柑橘のニュアンスといったものもあったでしょうか。あまり色の濃いものではないかもしれませんが、青いものよりも黄色いそれが強かったように思います。 味わいはやや甘口という表記通り、甘みを感じるものです。ただ、「やや」という事でそこまでガッツリ甘いものではありませんし、フルーティな印象。しっとり系の酸が甘みの中にきっちりみられるのもそういった印象の元になっているかなと。ボディは柔らかさを感じるライトなもの。滑らかな質感です。 会では、前菜やスープのタイミングで飲みました。 どれとも相性は悪くなかったですが、意外とクラゲとのそれがかなり良かったです。醤油ベースで甘みや酸味はさほど強くなく、むしろ旨みを感じる味付けでしたが、その旨みとワインの甘みの奥にある旨みが馴染む感じでしたし、クラゲのコリコリした食感とワインの質感、泡の感じの相性も良好でした。 また、ふかひれスープとも相性が良く、こちらは、スープの旨み、塩気、トロみといったものと、ワインの甘み、旨み、酸味が一体感を持って楽しめる感じでした。特に、スープの旨みと塩気の間にワインの甘みが酸味を伴いつつうまくかみ合う感じだったのは興味深かったです。 このワインは、大森のあわ時代にも何度か飲んでいますが、今回のものはペトロールな雰囲気が出るなどよりリースリングらしくなっていたように思います。生産者の意図通り、食前から食中、イベントごとでの乾杯など、幅広く使えそうなワインだなあという感じです。 1800円台というのは中々お手頃かなと。 日本ワインと言いますと、12月8日に東京で、中国地方のワインと食材の会第3弾を開催いたします! ご都合よろしければ是非是非ご参加くださいね!詳細はこちらです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月07日 23時55分08秒
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