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2013.05.26
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カテゴリ:ヤング・マイロン
二人の前に立った取調べ官に視線を向けたマイロンの目が大きく見開かれた。

「プ・・・・」

マイロンはそう言ったきり次の言葉が出せずにいた。

「マイロンどうしたんだい?」
レーオはマイロンのあまりにも突飛な反応に不安を感じながらマイロンに振り向いた。
普段漂々とした彼の表情からはとても想像できない、前代未聞の表情であったことは間違いない。

マイロンは途切れた言葉を飲み込むように一旦ゴクッと唾を飲み込み、いきなりガバッとその場に立った。

レーオは驚いてマイロンを見上げた。

「プ、プ、プリンセス・キョン先生!!」

マイロンの言葉にレーオも驚いてその取調べ官の感をマジマジと見つめた。
「えーっ?プリンセス・キョンってマイロンの先生の?サランの三姉妹の長女の?コータッツ王の娘のお姫様?」

レーオも驚いて椅子から突っ立った。

「そうです。私の名前はキョン。お久しぶりねマイロン。随分大きくなったわね。もっとも同じ種族の中では相変わらず小柄な方のようだけど。」

「どうしてここにキョン先生が?どうして僕たちがここにいる事が?ううん、どうして僕たちを捕まえたの?」
マイロンの矢継ぎ早の質問にプリンセス・キョンはおかしそうに答えた。
「あなた方がこちらに来ることは妹のネコファムから連絡がありました。何でもあなた方の仲間のアズキンとサクランに危ない所を救われたとか言っていました。」

「アズキンとサクラン?」
レーオは思いもかけない名前がプリンセス・キョンの口から出たのに驚いた。

「二人ともごめんなさいね。一刻も早くあなた方をこちら側に連れてこないと、いつ何時アクダイの兵の者に捕まって連れていかれてしまうかわからなかったので、警備隊に命じていたのです。」

「なんだ、そうだったんですか?」
マイロンもレーオも息を合わせたように叫んで不安な表情が一挙に安堵に変わった。

「警備隊長さんがあまりにも怖い顔して睨みつけるものだから、てっきりアクダイの兵隊に捕まったのかと思っちゃいましたよ。」

マイロンの言葉にプリンセス・キョンは、「まあ?」と言って警備隊長に振り向いた。
ところが警備隊長は今までの怖い顔を一辺に崩して、なんだか人の好いおじさん顔で言った。

「すまん。ちょっと二人を脅かしてやろうかと隊の者と示し合わせてひと芝居打ったんだ。」

しばらくの沈黙の後、薄暗い取り調べ室には場違いな笑い声が響き渡った。

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「雑貨Explorer」

今回のキーワードは「取調官」で40件ヒット。

カツ丼食べさせてくれるのかなあ?


なんだかこっちはカツ丼という雰囲気ではない。
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こっちはカツ丼というよりハンバーガーかな?


これはもうカツ丼を食べている場合ではない。






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最終更新日  2013.05.26 10:44:43
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