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テーマ:暮らしを楽しむ(388915)
カテゴリ:すずひ食堂
これこれこういうことがあったんだー、と。
わりと、友だちに話すほうでした。 今よりも友だちが多かった?頃、のわたしは。 わたし自身や、わたしの暮らしに興味を持ってくれたのか、 根ほり葉ほり聞かれるプライベートなことにも、 わりと素直に答えちゃうタイプでした。 今よりが友だち?が多くて、 いろんなタイプの人が周りにたくさんいた頃のわたしは。 答えるばかりでなく、 相談したり、愚痴を聞いてもらったりすることも、好きでした。 アドバイスしたがる人、お説教をしたがるの人のことを どこか頼もしくさえ思ってしまうようなところがあったのです。 【すずひ I 弁当】ハンバーグ・下足唐揚・茄子のピリ辛炒め煮・ゆで卵弁当 *************************************** なんであなたはこうしないの? もっと 〇〇 すればいいんじゃない? そんなことで悩むなんておかしい。 あなたのそういうところがダメなんじゃない? あなたは間違ってる! あなたは今後こうしてゆくべき! ああ、そうか・・・・ わたしは間違ってるのか・・・ 〇〇だからダメなのか・・・ と、 悩みを相談しただけなのに、なぜか叱られて、 いっそう落ち込まされて、 ひととおりのお説教がようやく済んだかと思ったら、 私ならこうするわ!(あなたもそうなさい!)という、 今度はその人の自分語りみたいなものを延々聞かされて、辟易。 人に悩みを打ち明ける、ということは、こんな目に遭わなきゃならんのか。 つらかった気持ち、不安な気持ち、 傷ついた気持ちを聞いてもらいたかっただけなのに、 これじゃ、なんのために話したんだかわかりゃしない。 話さなきゃよかったわ ( ;∀;) そう思うのに、けれど、また 話しちゃう(笑) 「お説教されて、もう懲り懲り!」と その時は確かに思うのに、 もういっそ その人から離れてしまえばいいのに、 しかし、人の心というのはたいそう複雑で、 「立派そうなことを言う人についていきたい」というような気持ちが、 昔はとてもありました。 考えや価値観や信念がいつも漠然としていて、 他人や周りの顔色ばかり伺って、 わたしはとても長いこと、 自分の人生をまともに生きられていなかったですから。 【すずひ J 弁当】鮭の炒飯・五目酢豚・ウインナー・ミニトマト弁当 ************************************* 自分が空っぽだったり 弱っているときに、 「上から目線」で堂々とアドバイスしてくれる人、というのは、 なんだかとっても自信に満ちた、 キラキラした「立派な人」のように見えてしまって・・・ やっぱり頼れる人! ああ、この人に話してよかった! などと 的外れな説教を食らい、 こちらの気持ちを考えることのない 無神経なことを言われ放題に言われ、 挙句、気持ち良さそうな自分語りを聞かされただけなのに、 まるで教え導かれたかような・・・錯覚? 謎の安心感? を得てしまうのです。 困った時は聞いてもらお! また相談しよう! って思っちゃう。 話す前よりもいっそう気持ちが沈んでしまっていることにも、 心のどこかではちゃんと気づいているのに。 愚痴も、相談も、悩みも、苦労話も。 そして「傷ついた」という話も。 それが本当であればあるほど、深刻であればあるほど、 安易に口に出せるものではない、と あるとき すずひは、知るのです。 苦しい胸の内を、誰にも話せなくなった時期がありました。 そばにいてくれたのが Eちゃんでした。 【すずひ K 弁当】おにぎり(明太子・梅)・チキンかつ・竹輪きゅうり ねぎ入りだし巻き卵・ミニトマト弁当 だし巻き卵を入れる場所に苦心した、だし巻き卵ぺらぺらに焼いてねじ込み弁当(笑) **************************************** 大切な人や友だちには、 自分の「良い状態」だけを できれば見せていたいと、 自分にはそれができる、と。 かつてのわたしは思っていたのです。 それができなくなった時に、そばにいてくれたのがEちゃんでした。 そういう姿を見られてもいい、 ボロボロの自分を見られてしまってもいい、と、 唯一思えたのが Eちゃん でした。 Eちゃんは、 わたしの話を ただただ黙って聞いて、 わたしが脱線しても、途中どんなに混乱しても、 泣いて取り乱しても、話の時系列がおかしくても、 最後まで、ひとことも口を挟まずに、黙って頷いて聞いてくれて、 ただ一緒に怒ってくれて、 一緒に涙ぐんでくれて、 全て話きって、腑抜けになって脱力してるわたしに、 「それはつらかったね・・・」 と。 「大変だったね、よく辛抱したね。」 と。 ただ深く、ただ静かに、ねぎらい、共感してくれる。 聞いてもらえるだけで、心はこんなに慰められると知ったのです。 人は、つらいとき。 叱られたり、アドバイスされたりなんて、 必要なかったのか、と。 おとーさんにも。 息子にも。 もちろん友だちにも。 わたしには全くそれができていない、と 同時に気づかせてくれた。 わたしもそういう人になりたい、と 心底思ったし、 Eちゃんがいつか本当につらい時に、 どうか話してもらえるような自分になりたいと思ったし、 黙って聞けるわたしになりたいと、 黙って聞いてもらえて、 気持ちに寄り添ってもらえて初めて それがわかった、というか・・・ そういうことを 誰からもしてもらえたことがなかった淋しさと、 自分も全くできていない、という愚かさに気づいたのです。 【すずひ L 弁当】ピーマン肉詰め・ささみフライ・だし巻き卵・素焼きかぼちゃ弁当 ************************************** 月に1回は 一緒にランチにゆけるのが楽しみでした。 いつから行けてないんだろう。 そういうことは、大人になると、けれどもう、あんまり関係ないんだな。 会えるとか、会えないとか。 もう、そんなこと。 たくさん「友だち」がいた頃だったら、 わたしはこんな風に 思えただろうか。 たまにメールするだけ。 先の見えないコロナ禍。 けれど、そんなの 全然 関係ないんだな。 ************************************* この間、自転車で、 Eちゃん家の横を通ったときに、 Eちゃんいるかな、元気かな、とふと見上げたベランダに、 お揃いのこの手ぬぐいが 風に揺れていてね。 ここで、生きていてくれる。 互いに、互いの無事と幸せを、いつも祈ってる。 それだけで、安心できて、 ああ、幸せだ、と、感じられる絆。 会えるとか、会えないとか、もう関係ないんだな。 ずっと昔に見た古い映画は、 確か「黄色いハンカチ」だったけれど、 この可愛い「いちごの手ぬぐい」が。 今、わたしたちには、あるのだから ( ´▽`) おわり 今日もお読みくださって ありがとう。 ↓ いつも「読んだよ」と知らせてくださる、あなたとの繋がり。 本当にありがとう。 にほんブログ村 コロナ禍で、ずっとずっと会えなくて、 それでも心の通い合う人や大切な友が、あなたさまにも、きっといてくれるのだと思います。 これから出会うこともあるのだろう、と、思います ( ´▽`)ノ フォローをしてくださっている1268名ものみなさま・・・ 更新を楽しみに待っていて下さるお気持ちを、いつもありがとうございます : お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.18 18:11:23
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