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2010年04月18日
XML
カテゴリ:災害

最初は、たかをくくっていたが、

一向に噴火が収まらないアイスランド、

http://i44.tinypic.com/hwjnno.jpg

こちら現地の監視サイト

http://i39.tinypic.com/6gaips.jpg
web-cameras

このため、
*(参考)アイスランドGoogleニュース 日付順

噴火、CLにも影響?

20日の準決勝ファーストレグでは、昨季覇者バルセロナがイタリア王者インテルと敵地で対戦する。だが、月曜までに空路で向かえない場合、バルセロナは陸上移動などでミラノへ向かわなければならなくなる。そのため、状況が変わらなければ、20日の一戦が延期になる恐れがあるようだ。


ポーランド国葬、オバマ米大統領ら欠席

航空会社に痛手…1日9億円減収も

 ギリシャの財政悪化という信用不安を抱える欧州経済にとって「二重苦」となる恐れもある。

 欧州メディアの報道によると、空港閉鎖の影響で、独ルフトハンザ航空やエールフランス―KLM、英ブリティッシュ・エアウェイズなどの主要会社は、それぞれ1日1000万ドル(約9億円)以上の減収となる可能性がある。

北欧のスカンジナビア航空は、週明け以降も運航停止が続けば、19日から約 2500人の従業員を一時帰休させる方針。

http://i42.tinypic.com/2mmcytj.jpg

火山噴火 中長期の影響にも備えて

 怖いのは溶岩や火砕流ばかりではない。噴火が長期化したり火山灰が成層圏に入り込んだりすると日射を妨げ、異常気象を引き起こすことがある。

 江戸時代に 日本を襲った「天明の大飢(き)饉(きん)」は、アイスランドの噴火による火山灰も関係している、といわれる。異常気象は農業被害をもたらすだけに、注意が必要だ。

 健康への影響も心配だ。ぜんそくや呼吸器系の疾患を持つ人が火山灰に含まれる微粒子を吸い込むと症状を悪化させる危険が高まる。世界保健機関(WHO)は、欧州で健康被害が出る恐れがある、との懸念を示した。

 1991年にフィリピンのピナトゥボ火山で起きた噴火を思い出す。20世紀最大規模とされ、世界各地で気温の低下が観測された。噴火の2年後に日本が冷夏になった原因ともされている。

つい2年前、国家破産で、世界中を震撼させた国が、
今度は、火山で
欧州を危機に陥れている、

イヤ、欧州だけではない、
今回も、世界中を震撼させるかもしれない、

何しろ、過去にその実績を持つ国だとか、

参考)複合大噴火
1783年6月アイスランドのラキ、8月に浅間山が大噴火を起し、火山灰が北半球を覆い不作が数年続いた。日本では天明大飢饉となり田沼意次が失脚、一方欧州では1789年フランス革命となる。


noffyさんの記事も紹介、

アイスランドの火山噴火が導くかもしれない未来

こちらが偏西風、

http://119110.up.seesaa.net/image/imgoutcgi.gif

噴火が続くと、

http://119110.up.seesaa.net/image/westwind0411-2.jpg

日本にもやってくる可能性大!?

アイスランドの過去も知っておこう、

火山紀行アイスランドから、
「ラカギガル、18世紀の災厄と異常気象
」抜粋で、

ラカギガル...世にも恐ろしい噴火を起こしたこの噴火割れ目の名前を,アイスランド人たちが忘れることはないだろう.それは1783年の出来事だっ た.

5月後半からアイスランド南部に群発地震が起き始め,住民はそれが何事かの凶兆であることをうすうすと感じ始めた.6月に入ると地震は回数や激しさを 増し,一部の住民は家を離れてテント生活を始めた.

18世紀のアイスランドには,異常なほど火山噴火や地震が多かった.

1721年にはミルダルスヨクトル氷冠の下にあるカトラ火山,
1727年にはヴァト ナヨクトル氷冠の南東端にあるエライヴァヨクトルOraefajokull火山で,それぞれ大規模な噴火が起きた.

また,1724年から1729年にかけ てアイスランド北部のミヴァトン湖周辺で立て続けに数回の噴火があった.

1732年と1734年には前述した南アイスランド地震帯でマグニチュード7クラ スの地震が起きた.

1755年には再びカトラ火山が大規模な噴火を起こし,ヘクラ火山の1766年の噴火がそれに続いた.

1783年5月になると,レイ キャネス半島の南西沖にある海底火山で噴火が始まり,8月まで続いた.  

1783年6月8日,アイスランド東火山帯の東縁付近にあるラキLaki山の南西側に大規模な割れ目が口を開き,噴火が始まった.

6月29日になると噴火割れ目はラキ山の北東側にも伸び,その全長は25kmに達した.割れ目からは高さ800~1400mの火柱が上がり,溶岩流が絶え間なく流出し続け た.

50日目を過ぎるとさすがに噴火の勢いは衰え始めたが,噴火が完全に終わったのは翌1784年の2月初めであった.

アイスランドの歴史時代をつうじて 最大という途方もない量の溶岩流は,ふたつの谷間を流れ下り,海岸付近に達して広がった.そのうちの南西側の谷間を流れる川の名前をとって,アイスランド 人たちはこの噴火を「スカフタオの火(Skaftareldar)」と呼ぶ.  

海岸付近に流下した溶岩流はいくつかの村落と農地を埋めたが,火口が人里離れた場所に生じたことと,溶岩流出主体のさほど爆発的な噴火ではなかったこと のため,噴火そのものによる死者は出なかった.

しかし,アイスランド人たちの本当の悲劇はその後に控えていたのである.  

ラカギガルの1783年噴火がもたらした災厄の主犯は,溶岩や火山灰ではなく,おびただしい量の火山ガスであった

火山ガスは,噴火終了後も火口や溶岩 流の表面から絶え間なく放出され続けた.

この火山ガスの中には大量の硫黄酸化物が含まれており,それらは青味を帯びた硫酸の霧となって大気中をただよい, 一部は酸性雨となって地上に降りそそいだ.

また,成層圏に昇った霧は北半球全体の空をおおい,日射をさえぎって世界的な気候の寒冷化を引き起こした.

毒気のある霧と雨によって,アイスランドではまず水や植物が汚染され,次にそれを食べた家畜が死んだ.

異常低温が,家畜や人間の健康の悪化に拍車をかけた.史上かつてなかった深刻な飢饉がアイスランドを襲い始めた.  

結果として,1783年からほんの数年の間にアイスランドの家畜の50%と,人口の20%が失われた.


災厄の主犯は、
溶岩や火山灰でなく、火山ガス、






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最終更新日  2010年04月18日 13時50分38秒
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