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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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2024.05
2023.05.25
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布の展示会をやることになって「なぜ?」と思う人もいるだろうから説明したいところ。

私も最初、ギャラリーオーナーのりちゃんに「布の展示会やってみない?」という話をされた時に「なぜ?」と思ったし、急なことだったのでまず「もしかすると日本でもアヤワスカが流行っているから?」と考えた。だとしたら、ちょっと困るなと思って

で、すぐ聞いてみたら、アヤワスカについては全く関係なく、何も知らなかったという。

展示会場が空きがあったこと、常連さんのために、シンプルに、見たことのない不思議な模様を展示することで、元気ない人に刺激になるようなことをしたいと。ただ、見てなにか感じてもらえば良いと思ってるということだった。








こちらのギャラリーでは、通常は現代アート専門で、様々な作家さんの個性的な作品展を展開している。今回のような民芸品の布の展示は初めての試みとのこと。

私にとっても、ギャラリーで布を見せることを目的に展示するというのははじめてで、たくさんある布の中で何を選んで展示しようか絞り込むのに少し迷ってた。

いつもなら、布を展示する場合は「泥染めを説明するため」というパターンで、シピボ族の文化を紹介することが目的なのだけど、今回は逆に説明しない方が良さそう。


【アヤワスカ模様=シピボ族の幾何学模様?】【世界的にアヤワスカ・シャーマンブーム】

「アヤワスカ」については、知ってる人と全く知らない人と分かれていて、説明するとなると私には難しいディープな世界。ひとことでは簡単に説明できないので、またの機会に自分の話もしよう。

アヤワスカは蔓性の植物で、シャーマンが治療や祈祷に使うためにこの植物などを煮出して作る漢方薬みたいな飲み物で、とても不味く吐き出して胃を浄化したりする。自分の身近ではシピボ族の人々にとってのシャーマンはアヤワスカを使って病を治してくれる医者のような役割をしていたと思う。

私は残念ながらスピリチュアルな世界に疎いし、余計なこと言いたくないので、できれば話題にもしたくないのだけど、

ただ、実感として、どんどん世界的に浸透しつつあり欧米やアメリカでは特に「シピボ族・アヤワスカ」は流行しているらしい。コロナ以降にペルーに行った際にはお気に入りの宿にアヤワスカツアー客が多くその勢いを強烈に感じた。売られている工芸品にも影響し続けてるので無関係とはいえない。

そして日本でもスピリチュアルな世界に興味を持つ人は増え、アヤワスカを体験している人も意外に多いことも感じている。日本ではアヤワスカを知っていてもシピボ族の泥染めは知らない人がほとんどなので、自分ではそれがとても不思議に感じる。
きっと布のエネルギーを感じてもらえるはずなので試して欲しい気持ちもアリ。そういう意味では、どんな入り口であっても、この布の素敵さは分かる人には必ず届くので機会を作りたい気持ちもアリ。







現地ではアヤワスカのビジョンに関連させた蛇などの動物が描かれたりカラフルな色の刺繍作品ばかり売られるようになった。そのほうが人気があるから時代とともに民芸品が変化しているのだ。








全面刺繍とか、変な紫色とか、ペイントとか、エスカレートして色々あり、もちろん素敵なものもあるのだけど。



そのように現地ではアヤワスカが流行っているし、日本でも興味があるひとが多いだろうと思われ、そのような関連を期待する人もいるかもしれないけど、特にそういうことと関係はない。


自分の場合は、当時最初に知り合ったシピボ族のファミリーの生活を支えるために、定期的に布の買取をするようになり、少しでも彼らの暮らしが安定できるために何ができるのか、そのために新しい試みを試してもらったり、彼らの模様や染め物の可能性を追求することは自分自身の楽しみでもあったと思う。ただ、結果として、色々な問題があり安定できることはなかった。



展示の内容について少しずつを説明していこうか。自分の頭の中を整理するためにも。
展示するものは主に非売品から基本的に私のお気にいいり中心。





【アヤワスカに関する本】私のおすすめ
長く絶版だった
永武ひかるさんの本がついに電子書籍版が出たそうですよ!
アマゾンの呪術師 パブロアマリンゴ/語り 永武ひかる/構成・訳
電子書籍版
https://amzn.asia/d/6MAVPAB






写真上・パブロアマリンゴさんの絵








次回は【代田橋納戸・gallaryDEN5】について少し説明します。





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最終更新日  2023.05.25 23:22:21
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