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テーマ:今日のランチ(38914)
カテゴリ:日々是食欲
約1年ぶりの西麻布のシチリア料理の店。仕事をお願いしているデザイン事務所の近くなのに、なかなかランチタイムにいけなくて、いつも素通りだったけど、今日は写真のピックアップを自ら引き受けて、うまうまとランチ。
小さな店なのに、前に来たときもそうだったが、ガイジン率が異様に高い。正面のテーブルでは、流ちょうな日本語を話す初老と30歳ぐらいの美形のイタリア人と日本人が食事していた。昼から、氷入れたグラスで白ワインをガンガン飲みながら。3人で3本。連中はこの後昼寝をするのかな。 イタリア人は二人とも、奥さんが日本人なのか、発音はガイジンだけど、ちょっとした言葉の端々に「長年日本に住んでます」感が漂う。これやられると、すんごく悔しい。 聞くともナシに聞こえてきた会話。 「ジェラートってイタリア語で“凍る”って意味なんですよ」 ほおほお参考になるなあ。かと思えば 「日本人も本当はワイン大好きで、もっと飲みたいと思うんですよ。でも高いから飲めないと思っている」 おいおい、それは違うと思うぞ。 ここではグラスワインにシチリアの名酒「ドン・アントニオ」を出すような店で、といかくワインが美味だ。今日も昼から1杯だけ赤ワインをいただいたが、本日はCOSTA GAIAというシチリア西部で作られているワイン。色といい香りといい、味わいといい(ミディアムフルボディ)、お昼の一杯にはもったいないようなお酒だったよ。一本飲み尽くしたい。 今日はサラダ&パスタのランチじゃなくてプレートランチをオーダー。 いつものようにたっぷのグリーンサラダのあと、まぐろのほほ肉の網焼きルッコラとリコッタチーズ乗せと、ポークとホウレンソウのクリームパスタ(ファルファーレ)が楕円形のプレートに盛られて出てきた。 サラダのグリーンは手でちぎってある リコッタチーズとルッコラがまた不思議と相性がいい マグロホホ肉って、貴重な部位だよね。軽く焦げ目がつくぐらいにあぶられて、適度に脂が落ちたそれは、フォークだけで身が崩せるほど軟らかくて(中心部はちょっと半生)、まるでコンフィかってぐらいほろほろに身がとろけて非常に美味。火を通すことで生臭さもなくなる。味付けは塩とコショウだけだけど、おそらく臭みを消すためにグラッパでフランベぐらいしているかもしれない。ランチでこんな気の利いたのがいただけるのはちょっとした贅沢だな。 本日のワインー! おいしー! これに、エキストラバージンオイル付きのフォカッチャ2切れと、ソフトドリンクがつく。今日のはこれで1500円なり。立地とクオリティから考えると、安いと思う。 この店、よおく見ると、テーブルクロスは一応ダブルリネンで(上は汚れたら捨てられる不織布だったが、撥水加工よりはまだマシのような気がする)、フロアスタッフはみんなちょいワル入っているイケメンで、ドアの開け閉めもやってくれるし、会計済ませると「グラッツィエ」って挨拶される。客を気持ちよくさせる術を知っているなあ。お隣の女性二人は、アンティパストが9品ぐらいちまちま乗ったプレートを食べていて、料理の説明にわざわざシェフが出てきてた。惜しむらくは店内装飾が安っぽいところだが、シチリアをイメージしているせい? ランチでこれだけいいもの出すということは、夜はもっと期待できそう。もう夜遊びに西麻布なんてトシじゃないけど、今度グルメなSちゃんでも誘って来てみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.28 08:44:42
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