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久しぶりに腐売り場の充実したいつもの書店のコミックスフロアで新刊を物色していた。
ところが。 読みたい本がないよ~。 いつもなら、漫然と平台の表紙を眺めているだけで、なんかピピッとくるものがあるのに、1時間以上フロアに滞留して、表4のあらすじやら、小説なら挿絵やらを吟味してみても、「これはおもしろそう」というものがない。 どどどどうしたんだろう。もう自分の嗜好がBLから離れていきつつあるんだろうか。 小説のなかには、ちょっとは魅かれるものもあったけど、そういうのに限って絵が受け付けなかったり、続き物の途中だったり。マンガに至っては、5割が絵が受け付けない、残りの5割は設定が受け付けなかった。あああ……。 まあ、いい。マンガはまだ5冊くらい手付かずの新刊が家にあるし、小説は好き作家さんの既刊(2007年以前発行のもの)が大量に家にある。でもさ。なんかさ。つまんないなー。新刊って即効で萌えるガソリンみたいなもので、大事に読んでる積読本はどっちかというとオイルだからなー。 うーん。まあ、小説に関しては好き作家さんが寡作な人だったりするから滅多にフィットする作品にはお目にかかれないし、マンガに関しては、たまたま自分の好みの作品が並ばない時期だったと思いたい。 で、とっくに読み終わっていたけど、記録し忘れていた続きもの3冊。いずれも非BL。 『PALM33 蜘蛛の紋様(4)』獣木野生 やっぱりまだ伸たまき、と打ちそうになるな。ジェームズの過去編。どれだけ悲惨な目に遭っても、常に冷静なモンスターチャイルド。この巻の大半は珍しく雑誌掲載中に読んでいたので、引きは弱かったけど、PALMが現在の絵柄になった頃には、すでに作者はスピリチュアルな世界を描くことに夢中だったから、まだ10代前半のジェームズが、すでに自分の未来に出会うことを約束された運命の人物たちを知っていたことになっていた。それはもちろんアンディでありカーターでもあるけど、どうやらあの黒猫みたいなルージュメイアンやジョゼとも、すでに出会うことを知っている。 どこまで彼を人間ばなれさせれば気が済むんだよ~。私はアンディやカーターとトタバタしながら暮らしていた初期のコメディのほうが好きだったりする。でももう、この作品の行く末を見届けるのは、ファンとしての義務だと思っている。 『死がふたりを分かつまで(11)』Double-S 10巻で大きく動いて、いよいよこれから面白くなるんだっと期待したら、なにやら全然別の作品の(作者も違う)キャラが登場して、わけのわからない展開になってきた。なんだよこれ~。こういうコラボって、本当にファンのニーズなの? 大人の事情じゃないの? 土方護は音を消されて気配を感じ取れなくても、人工的な視覚を奪われても、超人だったよ。 『ピアノの森(17)』一色まこと 15巻くらいで、あまりに進みが遅くて、そろそろやめちゃおうかなとも思ったけど、読めば読んだで、音楽の感動を景色や効果で表してみせてくれるところが面白くて、やっぱり読んでしまう。 この作品は10巻当たりまで出揃っている時点で読み始めて、たっぷり5年は経っているけど、それからまだ7冊かあ。1年1冊なんてペースの作品はザラにあるけど、なにしろ話がドカベン並に進まない。ショパンコンクールが始まって4巻くらい経つけど、やっと1次予選が始まったばかりだよ。たしか一色さん、5年前のショパンコンクールの取材に行っているはずだから、エキエル(エキエルト)版とか、ピアノを選べるところとか、まるきり同じシステムで描いている。でも5年前のショパコン設定でまだ半分も終わらないうちに、今年のショパコンがやってくるんですけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.21 00:45:27
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