|
カテゴリ:萌えとBL
田中泯が消えてしまってからは惰性で観ていた「龍馬伝」だったけど、最終回でやられたよ。弥太郎と龍馬,うっわーこれはラブだわツンデレだわと今更ながらに気づく。岩崎弥太郎の龍馬へのつっかかりぶりが、もう愛としか思えない(笑)。
自分のなしえないことを易々とやってのける龍馬への反発は半端なかったけど、それって裏を返せば容易にラブに転換するのよね。あの二人が絡み合って、弥太郎が龍馬をののしっているのを見ると、痴話げんかにしか見えない。 これは、ひとえに香川照之のうまさだろうなあ。続いて観た「坂の上の雲」では、かなりやせて、正岡子規そのものに見えたけど、悪役のほうが印象深い香川照之が、熱血で小うるさい(ついでに小汚い)下士として登場したときは、またずいぶんやかましい役だな「と思ったが、大騒ぎしながら愛を告白しているようなもんだ。 そして、なにこの萌え要素溢れる展開は。龍馬一人が天然なノンケで、あとはみんな龍馬に思いを寄せるほもに見えちゃったよ。腐った脳は恐ろしい。 八方美人で誰にとってもいい人な龍馬は、裏を返せば誰からも愛されて、ネブチューンの人(土方役)なんか、殺してしまいたいぐらい気になって仕方がなかったんだろうし、弥太郎も最後の最後でわざわざ会いに来て、憎まれ口を叩きながらも大金を与えようとしたり。なんなのこの展開。おいしすぎる。 こないだ遊びにきたドラマ好きのTちゃんは、後藤象二郎役の俳優が気になっているようだし、ピンで使える俳優を惜しみなく脇に据えた今回のキャスティングはよかったわ~。上川さんも谷原さんも、なんか異様に大根に見えたし、ミッチー王子が色黒の薩摩藩士で登場したときは吹いたが、西郷さんもミッチーも、みんなだれもが龍馬になりたかったような描き方していた。前歯まで歯槽膿漏みたいな汚かった香川照之が、最後においしいところを全部持っていった感じ。脚本なのか演出なのかわかんないけど、腐女子ウハウハの要素がこれだけ盛り込まれているって、なんかあるまじき展開でビビッたよ。 それともこういう男同士の暑すぎる美しい友情って、もはや普遍性のあるものなのか。いやはや。命がけってところが自分の萌えツボなんだけど、顔も名前も全然覚えられなかった福山雅治という俳優を、これでちゃんと覚えられたわ。 そしたら、今読んでる最中の、今市子さんの『萌えの死角(2)』でも、田中泯サイコーみたいなジジイ萌えが披露されていて、ある程度トウのたった腐女子のいきつく嗜好は同じなのかと思ったり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[萌えとBL] カテゴリの最新記事
|