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カテゴリ:BLマンガ
「
孵る」って、読めても書けない漢字だなあ。さすが「麗人」というか、リブレじゃ出せないタイトルというか。発行されていたこともすっかり忘れていて、「麗人」の最新号の自社広で死って、慌てて買いにいったよ。そしたら半分は掲載時に読んでいたけど、これまた全編ホラーっぽくて好み。あ、一作、コミカルなのも入っていたけど(すでに単行本が出ている、ちっこいツンデレくんの話)。 私、国枝さんはもっとグロくても怪奇でもとんでもないお話を描いてほしいと思う。今は懐かしいお耽美を彷彿とさせる国枝さんの絵柄なら。なんつうか横溝正史とかスティーヴン・キングとか岩井志麻子の小説みたいなおどろおどろしくてトリッキーで因習縛り、みたいなお話を、この絵柄でもっと読みたいよ。 人を食らう鬼が真っ赤なロンゲの、ちょっと爬虫類めいた目や口元をした男だったり、監禁拷問ものだったり、そこには愛はほとんどないんだけど、たまにはこういうのもよいわ。 国枝さんとか今市子さんとか深井結己さんあたりは、そのうちシニアBLというジャンルを確立しそうだと私は思っているんだが、おそらく作者と同年代かちょっと下の世代の私みたいな、「生涯一マンガ読者」が求める、その時代時代の自分にとっての理想の男性像を描き続け、そのうち主人公はみんなロマンスグレーのジジイばっかりになるお話が読みたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.11 21:58:25
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