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カテゴリ:ピアノ
ブログをやっていたことすら忘れかけていた。
でも今日、久々にピアノリサイタルに行ってきて、目もくらむような虹色の音色にノックアウトされたので、記録しておきたくなった。 12月には2年ぶりにポゴレリッチも聴きに行くんだが、今日はオペラシティのコンサートホールで、若いフランス人ピアニストのリサイタルだった。 初ギャラリー席(というのかな。シューボックス型の2階右袖。ステージのほぼ真上で、右手ばっちり見える位置)で聴いていたけど、珍しい感じのショパンのロ短調ソナタとか、大好きなラヴェル2連発(優雅で感傷的なワルツとクープランの墓)が目玉だった。 通常、トリにするはずのロ短調ソナタが前半2曲目というのは、若さゆえか。いいなあ体力有り余っていて。その前にバッハのパルティータ2番を弾いていて、これは合ってないな。退屈だった。 でもショパンは、これまで聞いたことのない音色の変化があって、とにかく弱音が美しい。ソフトペダルを踏んでいるのか、かなりいろいろな音色を駆使していて、面白い演奏だった。 あ~フランス人だものねえ~と感心していたら、村上春樹にあやかって巡礼の年の1曲をおまけみたいに弾いたあとのラヴェル2曲、とくにクープランの墓がブラボーもんだったわ。 あのトッカータ! あ~やっぱりラヴェル好きだわ。あのぶつかりあう減7度で転調していく曲調がたまらなくよかった。ソナチネのトッカータは弾けるけど、クープランのトッカータは一生かかっても弾ける気がしない。 アンコールは珍しいプーランクのトッカータ、ショパンの3度のエチュード(これもすごかった。弱音の魔術師と呼ぼう)、そして遺作だったか、曲集の後ろのほうのゆったりしたノクターンの3曲。ノクターン以外、アンコールで弾く曲じゃないよね。若いってすごいわ~。 で、名前が思い出せない(爆)。ジャン=フランソワ・ヌーヴルジェ? なんかそんな名前。27歳くらい。 ガブリリュクくんがフェイドアウトしそうだから、今度はこの子の成長を楽しみにしていよう。 来年、アファナシエフがくるなあ。ほぼシューベルトのD3601曲、みたいなリサイタル。1時間以上かける気満々なプログラム。耐えられるだろうか…でも聴きにいきたいなあ。今月末のハイドシェックも聴きたいなあ。おそらく最後になるかもしれないし。30年くらい前に大好きだった、私にフランスのエスプリがなんなのかを教えてくれた人だし。 去年は、ダンタイソンとカティア・ブニアティシヴィリ嬢(やっと覚えたぞ)と、あ、ポゴレリッチは去年だったかな? ピアノは3回しか行ってないので、今年はガンガン行くぞとか思っていたのに、結局、今日が今年の初ピアノリサイタル。だめじゃん。 とりあえず今練習しているバラ1を仕上げる!そしたらソナタでもラヴェルにでも行けそうな気がするわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.06 23:54:12
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