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テーマ:映画ニュース(1425)
カテゴリ:映画スタッフ
リンクしているUQさんのところで知りました。
あわてて新聞記事をひっくり返して見ると、 このプロデューサーの死亡記事がこんなに小さく ていいのかというものであった。 朝日新聞でわずか数行。これでは見逃しても当然。 この方が手がけた作品を並べると戦後日本映画傑作選 ともなる。 「キクとイサム」 「拝啓天皇陛下様」 「馬鹿がタンクでやってくる」 「燃えつきた地図」 「華麗なる一族」 「犬神家の一族」 「火の鳥」 「だいじょうぶマイフレンド」 などなど 志を持った良質な娯楽映画であると思う。 「志を持った映画」といえば、堅苦しい教条的な あるいは芸術映画という印象を与えがちであるが、 彼の手がけた作品は、その教条的な部分、芸術性、 娯楽性のバランスがよく取れていると思う。 このような幅広い許容力を持った作品は、今の日本 映画界にはないものではなかろうか。 今井正、野村芳太郎、山田洋次、市川崑、山本薩夫、 手塚治虫、村上龍という個性の強い作家たちと組んで これだけの作品を残したということは、プロデューサー としては稀有の才能である。 それにしても日本ではマスコミも映画業界自体も スタッフにはあまりにも冷淡。 日本アカデミー賞受賞式でもスタッフへの受賞は 申し訳程度に付け足し紹介だ。 業界からしてこの有様。 スターの方がみな知っているから、そちら中心になる という意見もあろうが、業界やマスコミ自体が、その ような安易さに流れていいのか。 画面の上でのスターを生かすも殺すも、実はスタッフ の力量なのだ。 市川喜一さんのご冥福を心よりお祈り致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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