映画と出会う・世界が変わる

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読書レビュー

2011年10月20日
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カテゴリ:読書レビュー

草子ブックガイド(玉川重機)
一瞬と永遠と(萩尾望都)

この2冊は、最近読んだ本の中で最も心に入り込み、
同時に共感を覚えた本である。
「草子ブックガイド」の言葉の海、本の世界を漂流
したいという気持ち、「一瞬と永遠と」での、その世
界へ誘い込む各章の並べ方。それらに例えようもない
快感を覚えた。
「草子ブックガイド」は「1」であり、今後が楽しみ
である。







最終更新日  2011年10月20日 07時47分35秒
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2011年10月03日
カテゴリ:読書レビュー

ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト原作の「モールス」とは
映画「モールス」の原作である。まずは上巻を読み終えた。
感想としては「面白い!」、「興味をひかれる」であり、もち
ろん下巻も読む。
映画を見てから原作を読んでいるわけであるが、興味を削がれ
たり、内容を結末まで知っていることで鮮度が低下するわけで
もない。
映画化にあたっては、原作を実によくまとめ改変したことがよ
く判る。
それにしても、少年少女の心情を描くにあたり、こんな設定を
よく思いつくものだと感心。
下巻に移ろう!

映画「ぼくのエリ 200歳の少女」も見たくなった。







最終更新日  2011年10月04日 11時12分32秒
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2011年07月29日
テーマ:ニュース(76347)
カテゴリ:読書レビュー

「星新一が、新しい魅惑の星へのルートをつくり、
小松左京がそこをブルトーザーで地ならしし、
光瀬龍がパイロット・カーを駆る」

これは日本SF黎明期の構図であるが、ここに登場
する3人の作家のうち、星新一、光瀬龍は既になく、
小松左京が亡くなられた。
心よりご冥福をお祈りしたい。

小松左京は、私のSF体験の始まりの作家の一人で
ある。
私が好きな小松作品としては、何よりも「果てしな
き流れの果てに」である。これほどスケールの大き
な作品は、今後も生まれないのではなかろうか。
小松SFといえば、長編を思い浮かべるが、短編に
も素晴らしい作品がある。

「お召し」
「新趣向」
「召集令状」
「夏の終わり」
「牛の首」

エネルギーに満ちた途方もない創造力と想像力の持
ち主であっり、そこから鋭い文明批評が展開された
が、現体制への刃になっていないのが残念であり、
不思議であった。

 







最終更新日  2011年07月29日 02時35分03秒
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2011年05月28日
カテゴリ:読書レビュー

小説「海炭市叙景」(佐藤泰志・作)を読み始める。
雑誌「シナリオ」(2011年1月号)も同時に並行して読む。

映画は、ほぼ原作が持つテーマをそのまま映画化していること
がわかる。
それにしてもこれが、日本が行け行けのバブル期に書かれたと
いうことがショックである。佐藤泰志という作家が、当時の浮
かれた一見リッチな世相の奥にある日本社会の実相を冷徹に見
ていたということが判る。

全体の感想は後日に書いてみたい。







最終更新日  2011年05月29日 09時24分45秒
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2011年05月19日
カテゴリ:読書レビュー
主人公の少年がジンジャーの香りで目が覚めるシーンから
始まる。アメリカの平和な田舎町が舞台のこの作品には彼女
が好んで手がけたブラッドベリの作品の世界である。
この町は8月の最後の週の金曜日に消滅してしまうのであるが、
主人公の姉の力を借りて1年前に戻ることができる。
そして、その1年間をずっと繰り返してきている。
記憶もなくなり、またあらたな気持ちで、その1年を過ごすこと
が出来るが、そこには未来はない。
主人公の少年は、そのことに気づき、町から脱出しようとする
が・・・。
主人公の少年は憧れの少女と一緒に映画を見に行くことも、天
文学者になることも出来ない、その憧れの少女と町を逃れよう
とする瞬間の絵の美しさとせつなさは、萩尾望都タッチが見事
に活きていて読む者の心に刻まれる。

これは「アルジャーノンに花束を」(短編版)、「冷たい方程
式」と共に心うつ、せつない短編SFのベスト作品にあげたい。






最終更新日  2011年05月19日 10時16分07秒
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2011年03月22日
カテゴリ:読書レビュー
本多猪四郎監督と言えば、怪獣映画とかSF映画の職人監督
という固定されたイメージで語られるが、本多監督の人とな
りや他にどんな作品を撮ったのかなどはあまり語られること
はない。そもそもどのような考え方で映画製作に向かい合っ
ていたのかということはあまり知られていない。
「『ゴジラ』とわが映画人生」は、彼の人生や社会観、映画
観を語ったインタビュー集である。
これを読むことで、本多作品に新しい側面が浮かび上がって
くる。
チャップリンの「ライムライト」のあるシーンに高齢になって
改めて感動したこと、「2001年宇宙の旅」での「光の洪水」の
シーンへの違和感など非常に興味深い。
好きなジャンルがドキュメンタリーであり、中でも最も敬愛す
る作品がロバート・フラハティの「アラン」であること、そし
て海が好きであることなど、「ゴジラ」に通じるものがありそ
うだ。
何よりもその真摯な生き方に深い感銘を受けた。






最終更新日  2011年03月22日 00時15分07秒
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2011年03月03日
カテゴリ:読書レビュー
ここに収められている作品には童話と共にカラーイラスト
がある。
童話も素晴らしいのであるが、カラーイラストもずっと見
つめていたいほどに素晴らしい。
その中から二つ。
「水色のエプロンの女の子」
「眠りの精」
前者の無邪気なまでの、これは世間のしきたりなどを無視
したプロポーズには「感動的な」という言葉も陳腐になる
ほどのものみ満ちている。
それは後者のあの静謐なひとときにもこめられている。
この二つのイラストには共通したものが流れている。
ラブレターを書く前に、愛する人と話す前に見るべき絵で
あると思う。






最終更新日  2011年03月03日 00時03分07秒
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2011年02月25日
カテゴリ:読書レビュー
まさか図書館で手芸の本が並んでいる棚を探すことになる
とは思わなかった。ビーズについての本。
萩尾望都の「夢見るビーズ物語」。
実に素晴らしい内容。冒頭のエドガー人形の「少年の花冠」
の美しさ。文章も素晴らしい。
特別インタビューの「きらめく宇宙をつくる」では萩尾望
都の作品の秘密ともうひとつの顔を見た思いである。
このページには望都さまの写真が掲載されているのであるが、
彼女の背景にある絵は誰の絵であろうか?
これがとても気になっている。
アンリ・ルソーであろうか?






最終更新日  2011年02月25日 00時57分04秒
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2011年02月11日
カテゴリ:読書レビュー
私がこれまで読んだ範囲であるが、貫井徳郎作品にカスはない。
この作品も同様。彼の作品には叙述形式で騙す巧さがあり、この
作品も同様。
作品紹介から、一家惨殺事件をルポする物語だと判るのであるが、
まず最初にネグレクトによる子ども殺しを伝える新聞記事が紹介
される。ここから、読者としては「さあ、騙しの手だな」と思わ
せ、ある種の期待を抱かせる。
それはそれとして、物語は2つのパートが平行して語られるが、
この2つが一家殺人事件にどのように絡むのか、また、冒頭の新
聞記事とどのように関係あるのかが、なかなか判らない。
そのヒントも全くなく、しかし、ラストでは2つのパートと新聞
記事は見事につながり、ここはまさに騙される快感。
この作品に登場する人物は、そろって共感できない人ばかりで
あり、極めて不快なはずなのであるが、読後感はある種、痛快で
すらあるのは貫井作品の読ませる技術の勝利であろうか。







最終更新日  2011年02月11日 07時19分30秒
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2011年02月04日
カテゴリ:読書レビュー

収録されている作品の中で最も気になるものは「月夜のバイオリン」。
婚約者を残して戦地に行ったバイオリンを弾く青年の話である。
読みながら、私は青年が戦死するか、あるいは青年が復員する前に
婚約者が亡くなるのかという悲劇に終わるのかと思っていたら、実は
違った。青年は無事に帰国して、結婚し、子どもも生まれるのである。
この物語の最後の文章が私を捕らえた。
決して驚愕のラストなどではない。普通の日常的な描写である。
しかし、その背景には人生の真理が潜んでいるような感じがするので
ある。
この作品、何度も読んでみたいのだ。

 







最終更新日  2011年02月05日 16時41分33秒
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