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テーマ:映画から何かがはじまる(570)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
「午前十時の映画祭」で「スタンド・バイ・ミー」を見る。
十代の少年たちの小さな、しかし、彼らにとって大きな冒険 旅行を描いた内容である。 その過程での彼らのおしゃべりがほとんどであり、その点で はエリック・ロメール作品によく似ている。 ロメール作品には、ある捻りがあって、それが魅力なのであ るが、この作品にもひとつの捻りが感じられる。 それは彼らの目的である「死体」が、その後の展開には何も 機能していないことと、「悪役」の存在もほとんど機能して いないのである。 そもそもこのドラマは誰が何を語っているのか? 中年になって作家になったコーディが、十代の頃を思い出し ながら語っているのではないかと思われがちであるが、エン ドタイトルでリチャード・ドレイファスが演じているのは、 単に「作家:The writer」としか表示されていない。 コーディかどうかは定かではない。 この映画は実は外見と内実が乖離しているのではなかろうか? 古典的なハリウッド娯楽映画の様相を呈しながら、実は、 それを裏切っているのではなかろうか? そんなことを考えさせて、初見のとき以上に実に面白い 体験をさせてくれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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