●演題は「地球温暖化と農業」でした●
今夜は和歌山市が主催する農業者対象の研修会で講演。市役所14階の会議室を会場に、旧知の顔も見える比較的若い農家の方たちに、「地球温暖化と農業」について90分、例によってパワーポイントを駆使し時間いっぱい話しました。 地球温暖化に対しては、省エネや自然エネルギーへのシフトなどにより温室効果ガス排出をできるだけ減らして破局的な温暖化を防ぐ「緩和」と、もはや避けられないある程度の温暖化に備える「適応」の、ふたつの対策が必要です。コジローの考えでは、この「適応」を目に見える具体的な形にすれば、それは地球の隅々における「食料とエネルギーの地域自給」であり、これはまさにその地域の農業が主役なって築くべき未来社会です。またこうして「食とエネルギー」を地域が自給できるようになることは当然、省エネと自然エネルギー普及への大きな貢献となり、地球温暖化を大きく緩和させることができます。 といったことを10年来主張し続け、その挙げ句の果てに、一時は天職とも思っていた新聞記者をやめて、有機農業の普及や地球温暖化対策を推進する活動に全力投球してきたわけですから、同じ講演をするにしても、こんな演題をいただいたら、そりゃあもう、力の入ること。90分大声で話す間に、喉がガラガラに嗄れてしまいました。(^_^;) 温暖化の危機を超克しうる「食とエネルギーの地域自給社会」へ。その典型を、今日話を聞いてくれた農業者らとともに、まずこの和歌山で建設したい。有機・環境保全型農業、地産地消とフードマイレージ、食育、身土不二… 切り口はいくらもあり、どれもこれも手をつけたいことが一杯。もっともっと時間と、そしてできるなら分身がぜひ欲しいです。 ←ランキングに参加してます、ワンクリックご協力を