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カテゴリ:映画 シ
あらすじ 1943年、ドイツのミュンヘン。 ヒトラーによる圧制を疑問視するハンスとゾフィーの兄妹は 反ナチス組織"白バラ"のメンバーに加わっていた。 そんなある日、ゾフィーは大学構内でビラをまいている ところを見つかり、ゲシュタポ将校に連行されてしまう。 やがて尋問官モーアの取り調べを受けたゾフィーは・・・。 感想 ベルリン国際映画祭の銀熊賞(監督賞=マルク・ローテムンド) 銀熊賞(女優賞=ユリア・イェンチ)受賞作品。 誰もが好きな事を発言する権利があり どんな凶悪犯だろうと、公正に裁かれる。 現在では、キヨスクが駅の中にある様に それを当然の事として暮らしている。 しかし、時代や国によっては、必ずしも当然の事でない。 私達は、つい普通の幸せを見過ごしがちだが こういう作品を観る事によって、その事を気付かせてもらえる。 とりたてて派手な演出がされていない映画なのだが とても緊迫感があり、最後まで引き付けられた。 それは、実話の持つ説得力のせいかもしれない。 そして、その説得力を増す役目を果たしたのが 主人公のゾフィー・ショルを演じた ユリア・イェンチであろう。 毅然とした態度で信念を貫く強い姿と その奥にある21歳の女性らしい弱さを巧みに演じきった。 ゾフィーの姿は、とても気高く美しかった。 是非、多くの人に彼女の言葉と叫びを聴いてもらいたい。 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 ゾフィー「今にあなたがここに立つわ」 フライスラー「法廷の面々が今の言葉に怒ってるぞ」 シーン 激しく捲し立てて喋る裁判官の姿は滑稽だった( ^)o(^ ) 弁護人は弁護する気すらない形だけの裁判に 99日の猶予も無視しての死刑執行には 怒りを通り越して、あきれてしまった( ̄~ ̄)ξ ナチの死刑って、ガス室でも絞首台でも電気椅子でもなく ギロチンやってんね~。 その時代錯誤な方法にも、ナチの異常さが伝わった。 何度もゾフィーは空を見上げた。 神が見ている事を信じて。 そして、トイレや両親の前以外では、強い姿勢を保ち 最後まで信念を曲げる事はしなかった。 モーアと同じ様に、神は存在しないと考える私でさえ 神の力は偉大だと思わせた。 ただ、私は表面状は信念を曲げてでも (映画的ではなくなるが)生き続けて欲しかった。 神さんも、それ位は赦してくれるんちゃうかな。 楽天以外の方はURLを書いてメェー TBは承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.13 09:12:15
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