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アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

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2006.12.06
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カテゴリ:映画 シ




あらすじ
1943年、ドイツのミュンヘン。
ヒトラーによる圧制を疑問視するハンスとゾフィーの兄妹は
反ナチス組織"白バラ"のメンバーに加わっていた。
そんなある日、ゾフィーは大学構内でビラをまいている
ところを見つかり、ゲシュタポ将校に連行されてしまう。
やがて尋問官モーアの取り調べを受けたゾフィーは・・・。

感想
ベルリン国際映画祭の銀熊賞(監督賞=マルク・ローテムンド)
銀熊賞(女優賞=ユリア・イェンチ)受賞作品。

誰もが好きな事を発言する権利があり
どんな凶悪犯だろうと、公正に裁かれる。
現在では、キヨスクが駅の中にある様にうっしっし
それを当然の事として暮らしている。

しかし、時代や国によっては、必ずしも当然の事でない。
私達は、つい普通の幸せを見過ごしがちだが
こういう作品を観る事によって、その事を気付かせてもらえる。

とりたてて派手な演出がされていない映画なのだが
とても緊迫感があり、最後まで引き付けられた。
それは、実話の持つ説得力のせいかもしれない。

そして、その説得力を増す役目を果たしたのが
主人公のゾフィー・ショルを演じた
ユリア・イェンチであろう。
毅然とした態度で信念を貫く強い姿と
その奥にある21歳の女性らしい弱さを巧みに演じきった。
ゾフィーの姿は、とても気高く美しかった。

是非、多くの人に彼女の言葉と叫びを聴いてもらいたい。

『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。


ゾフィー「今にあなたがここに立つわ」

フライスラー「法廷の面々が今の言葉に怒ってるぞ」

シーン

激しく捲し立てて喋る裁判官の姿は滑稽だった( ^)o(^ )
弁護人は弁護する気すらない形だけの裁判に
99日の猶予も無視しての死刑執行には
怒りを通り越して、あきれてしまった( ̄~ ̄)ξ

ナチの死刑って、ガス室でも絞首台でも電気椅子でもなく
ギロチンやってんね~。
その時代錯誤な方法にも、ナチの異常さが伝わった。

何度もゾフィーは空を見上げた。
神が見ている事を信じて。
そして、トイレや両親の前以外では、強い姿勢を保ち
最後まで信念を曲げる事はしなかった。
モーアと同じ様に、神は存在しないと考える私でさえ
神の力は偉大だと思わせた。

ただ、私は表面状は信念を曲げてでも
(映画的ではなくなるが)生き続けて欲しかった。
神さんも、それ位は赦してくれるんちゃうかな。

楽天以外の方はURLを書いてメェーおひつじ座

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Last updated  2008.05.13 09:12:15


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