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カテゴリ:映画 セ
あらすじ 1970代のパリ。弁護士の父(ステファノ・アコルシ)と 雑誌記者の母(ジュリー・ドパルデュー)を持つアンナ (ニナ・ケルヴェル)は名門のカトリックスクールに通うお嬢様。 しかし、スペインで反政府活動を行っていた伯父の死をきっかけに 父と母は社会的良心に目覚め、アンナと幼い弟を残して チリへ旅立ってしまう・・・。 感想 9歳児と キョーサン主義 のお勉強 フィデルとは、フィデル・カストロの事で 親が突然、共産主義に目覚めた事から 生活が一変した少女の戸惑う姿を ユーモラスに描いた作品です。 ジュリー・ガヴラスという人の初監督作ですが 彼女の父親のコンスタンタン・コスタ=ガヴラス監督は カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した 『ミッシング』やベルリン国際映画祭 金熊賞を獲得した『ミュージックボックス』等 政治的な作品を撮る事で知られてます。 子供は、親の背中を見て育つと言いますけど この映画は、チリの社会主義運動から スペイン内戦まで、70年代の社会情勢を ふんだんに盛り込んだ内容で、血は争えんと思いました ただ、9歳の少女目線で描かれてるので 近代史を習ってへんような人間が観ても とても見やすかったですね 出演は、『ラッシュアワー3』のジュリー・ドパルデュー 『息子の部屋』のステファノ・アコルシ等ですが 何と言っても、主人公の少女を演じた ニナ・ケルヴェルちゃんが良かったですね 膨れっ面が 可愛い それから、彼女の弟役の子が 輪をかけて可愛かったです 『ぜんぶ、フィデルのせい』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 何不自由なく暮らしてたのが一転、フランコ独裁の スペインから逃げ、五月革命にも参加出来なかった 後悔を引きずる父親が突然、共産主義活動に目覚め 母親は、中絶と避妊の自由化の運動に傾倒した事から 自分の部屋もあった広い家から、狭い家に引っ越すわ 仲良くなったお手伝いさんは次々に変えられるわ 大好きな宗教の授業を受けれなくなるわ 家の中をヒゲの革命家たちが、うろちょろするわで 混乱するアンナちゃん(^_^;) 貧乏だからと、泥棒したり、節約したりと 健気さが可愛かったな。 チリ帰りの父親や、出入りする汚いアカ(笑)たちが 揃ってフィデルもどきのヒゲ面(笑)なのが笑った。 子供は影響力を受けやすく、アンナは キューバから逃げてきたフィロメナからは キョーサン主義の恐ろしさを吹き込まれ ユーモアのない不幸なパナヨタからは ギリシャ神話を学んで、カトリックの祖父を困惑させる(^_^;) そして、ナパームで子供が殺された国の ベトナム人のマイ・ランから聞いた団結すれば上手くいく カエルの話と父親に言われた団結の精神から ギリシャ神話とローマ神話どちらが古いかという質問に 答えを知っていながら、団結して不正解(笑) でも、子供は適応力があるもんで、戸惑いながらも 狭い家にも、新しいお手伝いにも慣れて キョーサン主義たちとも、親しくなるのが凄い! 「女のは切れてるからね、メチンチン 切れたオチンチン」 と語る(笑)アンナの弟は、特に凄い適応力やったな。 狭くて人が多くて、子供部屋が1つの家をけなす アンナの友人に対し、必死にフォローする姿が可愛い。 転校とかけまして、お手伝いさんと説く、その心は? 最初は寂しいけど、新しい友達ができる。 アンナちゃんに、座布団一枚(笑) 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.11 18:04:44
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