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カテゴリ:バリ島de買う【その他】
バリのお買い物の中で、アタは人気ですよね。
特に今年の夏は編み編み系のバックが流行るとあって、 バリでアタのバックをお買いになる方が多いんじゃないかな? アタにランクがあるの、知ってました? 一般的に御土産屋さんで売られているのは、BかCランクが圧倒的に多いようです。 ただ単純に値段を比較するのではなく、どの位手間暇がかかっているかがランクの目安になります。 アタだけで作っているものを【アタアタ】と言います。 アタとして売っているのなら、本来これを指さなければいけないのですが、作るのに時間がかかるので、なかなかお目にかかれません。 日本で稀に最高級品として売られているのが、本物のアタアタです。 では実際どんなのが一般的に流通しているかと言うと 【アターロタン】と呼ばれている、アタとラタンのコンビネーションで編まれたアタ?です。 芯に使っているラタンが細いほどランクが高くなり、大きく分けてAからCまでに分類されます。 ラタンが太ければ面積を稼げるばかりでなく、形を作りやすいと言うメリットがあるので、 作る時間も短縮でき、その分安く販売できると言うわけです。 コースター、ランチョンマット、大き目の籠にこの方法が用いられています。 このあたりがCランクになります。 小さめの籠やバックはAやBランクに多い編み方で作つている事が多いようです。 芯のラタンが太いと小型の細かいラインや角が出しにくいからです。 もしあなたがアタの製品をお持ちなら良くご覧になってみてください。 横に太目の芯が入って、それをアタで巻くように仕上げてありますよね。 縦に入っているのがアタです。 横に入っているのがアタに比べてどの位太いですか? アタの幅の2倍もあったらそれはC級品ですよ。 ボクがアタの仕入れをして一番感じるのが、ランクと商品の完成度。 勿論手間をかけた高級品のほうが値段が高いのは当然なんだけど、 その製品がC級品に比べて綺麗か?というとそうでもない。 細いアタだけで編むという事は、レース編みに匹敵する訳で、 直線や、平面が綺麗に出しにくい。 C級品になるほど見た目が綺麗に見えてしまう。 でもそれってアタというより、ラタンなんだけど。 たとえばCランクが1万ルピアだとすると、Bが2万、Aが3万、 アタアタになると5万から6万ルピアの仕入れ値になってしまう。 シルエット重視のアタもどきを仕入れるか、少し不恰好だけど 味のある本物のアタを取り扱うか、いつも悩んでしまう。 安いほうがお客さんは買いやすいんだけど、 ラタン混じりをアタとして売るわけにはいかないしね。 バリから3週間もかけてコンテナが入庫してくると、ラタンを使ったアタ? はカビが発生している事がある。 でもアタ100%で作られた製品はカビが生えにくい。 もし押入れから出したバックにカビが生えてたら、 ひょっとしたらラタンかもしれないですよ。 ウブドのマーケットなどでお買い物をするとき、 ランクでこれだけの価格差があるので、一概に安い高いと判断するのは難しい。 それならむしろお店の人にランクを聞いたうえで 値段交渉をしたほうがわかりやすいかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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