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カテゴリ:バリ島de買う【その他】
定年退職された方が、日本人村の建設場所を見てみたいというので、同行させていただいた。
現地に入る前に地元のタバナンにあるパサールに寄る事にした。 ここは毎週日曜日と水曜日だけ開いている、大きなパサールだ。 彼はナイフを集めるのが趣味だという。 パサールの中には金物屋さんがたくさんある。 きっと地元バリ島のナイフが見つかるだろう。 日本刀もどきをサムライと称して売っている。 外見はおもちゃの刀だが、刃がしっかりとついている。 目指すナイフがあった。 ちょっとシンプルすぎるかな。 もっとカービングのこてこてなのがいいんだけど。 さやを抜いてみる。 よーく研ぎ澄まされた刃は、まるで剃刀のように刃がたっている。 シャープなデザインだ。 いくら?って聞くと30万ルピアとの答え。 本人にどうします?って聞くと、ちょっと高いけど買いましょう、との答え。 お金を払う段階で、もう一度聞くと、なんと3万ルピア(320円)の 聞き間違えだったので、大慌て。 カッターナイフの値段じゃない、もっと沢山買ったらいいのに、とみんなの意見。 その後彼はナイフを大事に抱えて帰り、ホテルの部屋では片手に持った紙を、 縦にスーと切る切れ味確認作業を、夜遅くまでしていたようだ。 定年したオヤジが、深夜のホテルの部屋にひとり篭って、ナイフを鞘から抜いて、 スタンドの光をナイフに反射させながら、紙を切っている姿を想像すると、ちょっと、怖い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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