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カテゴリ:バリ島【日本人村】
乾季だというのに夜中から降り出した豪雨は、お祭りに遠慮してか朝方ピタッと止んだ。
名残りの水溜りを、バイクが避けながら通ってゆく。 サロンを巻き、ウダンを被り、白いシャツを羽織って厳かに祭りの準備の始まりだ。 普段は街でジャカルタから来たチャイニーズ系のインドネシア人と間違えられる事もしばしばなのに、なんとこの俄かバリ人はバリ衣装の似合わないことか。 白い衣装がより体の膨張を煽って、日頃の暴食が悔やまれる。 地元のクラティン村から呼んだガムラン隊がテントの下に楽器を並べ始める。 ホテルなどのイベントに呼ばれている事もあり、慣れた手つきでテキパキと事を進めている。 お揃いの衣装を着て、総勢30人近い大編成だ。 プマンクーが3人のお供を引き連れて登場した。 山ほどあるお供えの位置を指定して、お供の女性が広い敷地内をテキパキ立ち回る。 お供えの数だけを見ても、どれだけ大きなお祭りなのか想像がつく。 お供えの位置が整った所でプマンクーがマントラを唱え始めた。 お香を指で挟み、お経を唱えて念を入れ、そのお香をお供の女性に渡して、お供えする場所を指示する。 何回も何回も、この作業が繰り返し行われる。 そして聖水と黄色いココナツの水、花びらを撒いてゆく。 プマンクーからお呼びが掛かった。 供えられた特別な籠の中身総てをお寺の下に空けられた穴に突っ込んでゆく。 ハンマーでお寺の石を三回叩く。 お寺の周りをお香を持ちながらぐるぐる回る。 金銀がはいった大きな塊を事前に掘ってある穴に埋める。 お寺の最上段にお供えをあげる。 お供えのまわりに設えたバナナの葉などで出来た飾りを壊しながらお寺を周回する。 意味が解らずに儀式に参加させてもらった。 バリ島のタバナンの地に、永年続いた田んぼを開発してヴィラを建てて異国の民が移り住んでくる。 神様はしっかりと受け止めてくれたようだ。 日がすっかりと暮れ始め、東の空に満月が上がり始めた頃、 ヴィラの入り口にあるもう一箇所のお寺の建立際のために、大移動を開始した。 続く バリをもっとメジャーな島に!ランキング参加中ココ押してくださいね♪ バリがいつまでもステキな島でありますように copyrightアジアン家具雑貨finestage
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