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テーマ:愛犬のいる生活(75345)
カテゴリ:ノミ・ダニ対策
ノミ・ダニ駆除に使われる薬で、デュオラインというのがあるらしいです。フロントラインと同じくらいの効果で安全、しかも安価ということで勧める獣医さんもいるらしいです。が、同じ効果なのに安いということは、なにかウラがあるに違いない、と腹黒い私はすぐに疑ってかかってしまいます。
そこで、代表的な製品の成分などについてちょっと調べてみました。どうやら、フロントラインが発売される前には同じようなスポット薬でも有機リン製剤のものが使われていたらしいです。いわゆる環境ホルモンってやつです。これは体内にとりこまれちゃう。フロントラインやアドバンテージの主成分は農薬などに使われる殺虫剤ですが、これは昆虫には効くけどほ乳類には影響がないとされています。そして、体内には取り込まれず、体表面で作用するらしいです。 これらは農林水産省の「動物用医薬品」という承認を受けたもので、獣医師の資格がなければ取り扱いできないようです。なので、動物病院でしか買えないのですね。ペットショップなどで売っているものは医薬部外品で、似たような形状ですが、殺虫効果がないか、あってもとても弱いものです。だから、虫除けにはなるけど、付いた虫を駆除する効果は期待できないです。→詳しくはこちら デュオラインも一応「動物用医薬品」のようです。主成分はペルメトリンというものらしいです。これが有機リン、つまり環境ホルモンで、効き目もちょっと疑問って書いてあるページ発見。でも調べてみるとペルメトリンは合成ピレスロイド系らしい。これって有機リンとは違うみたいなんですが、よくわかりません。安全性の高い防虫剤だそうです。が、環境ホルモンのリストには載っかってるみたいです。なんで安いのかよくわかりませんが、この成分が安いのかな。効き目が同じで安いのにフロントラインより普及してないということは、効き目が弱いか、成分に問題あり(環境ホルモンだから?)か、企業の営業力がないだけなのか……。 Virbac デュオライン犬用 S(2kg以上~8kg未満) 1ピペット フロントラインはフィプロニル、アドバンテージはイミダクロプリドが主成分だそうですが、どちらも農薬として使われているもののようです。ほ乳類には影響がないとされてるようですが、10年ほど前からフランスでミツバチが大量死して問題になり、その原因の物質がこの二つの農薬成分ではないかと言われているらしいという記事を読みました。本当に人体に影響がないのか論争が巻き起こって使用停止や販売停止の措置も取られているらしいです。 結論として、昆虫にだけ効いてほ乳類には影響がないということなら、安全性の理由は納得。体内に取り込まれているわけでもなさそう。ただし、今後問題が出てくる可能性は高そうです。 フロントラインもアドバンテージも殺虫剤なだけにノミ・ダニの駆除効果が高いのは事実だと思うのですが、確実に安全かどうかはやはり疑問です。人間の薬もそうですが、どんなに安全だと言われている薬でも長期間使い続けると必ず問題が出てきます。そう考えると、フィラリアの薬だってなにかしら問題があるんでしょうね。狂犬病の注射も賛否両論あるようだし、考え出すとキリがないです。 ノミ・ダニは今後は駆除薬を使うことよりも、ワンコに安全な方法で予防対策を強化する方向で考えていきたいと思います。やっぱり、ビール酵母、ニンニク、ハーブかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 30, 2005 10:30:09 PM
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