ロデムが亡くなりました。友人Mちゃん宅のラブラドール・レトリバーです。もう10歳超えていたのですが、毎日三食食べておやつも食べて三回お散歩に行って、まだまだ元気と聞いていたので、メールで知らされたときはびっくりしました。私と話すと泣いちゃいそうだと言うので、Mちゃんとは直接話してないのですが、人間で言う突然死に近いような亡くなり方だったようです。



その日の夕方まではいつもと変わりなかったようですが、夜になって様子がおかしかったので気にしていたら、深夜には亡くなっていたそうです。原因がわかっているのかどうか、まだ聞いていません。もしかしたら、動物病院などには連れて行かず、原因を調べないで火葬してしまったのかも。

以前、「ロデムは大型犬なのにどうして三食なの？」と聞いたら、「子供の頃の習慣を変えられなかった」という答えに大笑い。そんな飼い主一家の性格を反映して、うにせんを一袋平らげちゃったり、隣の家との間の溝にはまっちゃったり、さまざまな逸話を残したロデムでした。

朝晩はMちゃん、昼はご家族がお散歩に連れて行っていたそうですが、Mちゃんとロデムが歩いていると全然知らない人が「ロデム～」と話しかけて来るそうです。どうやらお昼のお散歩で知り合った方のよう。そんな風にみんなに愛されていたロデムです。

Mちゃんとはしょっちゅう会っているのですが、実はロデムとは一度くらいしか会っていません。それも夜。いつか小太郎にも会わせてみたいと思いつつ、実現しないままになってしまいました。会っても仲良くできなかったと思われますが（主に小太郎が…）。

人間の場合は、子供が親よりも先に死ぬのは不幸だと言うけれど、犬の場合は小さい頃から長く一緒に過ごした飼い主が看取ってあげられるというのは、幸せなことなのかもしれません。子供代わりとはいえ、犬の一生が人間よりも短いのは自然なことですから仕方ありません。（子供と犬は、そこが決定的に違うのか…と改めて気づきました。）

亡くなったワンコたちは、虹の橋のたもと（たぶんお花畑）で飼い主たちが来るのを待っているそうです。そして、飼い主がやって来たら一緒に虹の橋を渡って天国にゆくのだそうです。だから、ロデムもきっと虹の橋のたもとで待っていてくれることでしょう。

祖母が亡くなったときも思ったのですが、亡くなったあとのほうが、その人がそばにいてくれているような気がするのが不思議です。ロデムも身軽になって、うちにもぴょんぴょん遊びに来ているような気がしています。私たちに見えないだけで、小太郎と一緒に広場を駆け回っているのかも。