テーマ:山頭火の句が好きな方(116)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。 山の仏には山の花 山頭火 秋山巌「山のほとけ」1992年です。 昭和7年 山頭火の日記 行乞記より 七月十三日 雨、雨、雨、何もかもうんざりしてゐる、無論、私は茶もなく煙草もなく酒もなくてぼんやりしてゐるが。 正法眼蔵啓迪「心不可得」の巻拝読。 白雲去来、そして常運歩(其中庵は如何)。 とう/\我慢しきれなくなつて、おばさんからまた金二十銭借る、それを何と有効につかつたことか――郵券二銭一枚、ハガキ二枚、撫子一包、そして焼酎一合! 私もどうやらかうやらアルコールから解放されさうだ、といつて、カルモチンやアダリンはまつぴら/\。 午後、ぶら/\歩いて、谷川の水を飲んだり、花を摘んだりした、これではあまりに安易すぎる、といつて動くこともできない、すこしいら/\する。 ・ひとりなれば山の水のみにきた ・山の仏には山の花 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.15 12:56:52
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