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「満たされているひとは、けっして人を攻撃しない」これは、かめおかゆみこさんのHPからいただいた言葉です。
現代の教育は、足りないもの、欠けているものを意識させて、理想とのギャップを計る思想から成り立っています。 これでは、いつも、自分の至らなさを意識させ、「自分が悪い」から「自分が嫌い」に導いてしまいます。 子どもたちは自分のことを嫌っています。これは驚くほどです。 お宅の子どもさんも、よく精神分析してみてください。 問題行動をする子はもちろん、マジメな子にも、深く巣くっています。 わが子が、自分の存在を「生まれてこなければよかった」と考えていると知ったら、愕然としませんか? こんな事を言うと、「いや、うちの子は、もっと自分がダメなことを認識してもらわなくちゃ困る。うちの子は考えが甘い。このままでは生きていけないことをもっと脅してやってください」などとおっしゃる親御さんがとても多いので、言葉が出なくなるときが、しばしばです。 この場合は、親自身が満たされていないのですね。 または、人生は戦いで、勝つことにこそ意味がある、と思い込んでいられることもあります。 これも、また満たされていないパターンですね。 ここで価値観の違いはおいといて、 百歩譲って、教育効果を高める方便のためにも、 心が満ちる教育を優先順位のトップにもってこなくてはなりません。 これは、高い道徳規準を示して、これに向かって努力させろ、というものではありません。 自分が生まれてきた喜びとすばらしさを無条件で確認させる教育です。無条件が生命です。 この根底がしっかりしていないと、人間は健全にリスクを負って前には進めないからです。 また、人を差別する根元です。 多様性も認めることができなくなります。 最近、生きる力をつける教育と叫ばれていますが、これが、新しい基準の能力主義になり、今まで以上に、能力の無い者は現代に生きる価値がない、という発想に繋がることを恐れます。 犯罪を犯した子どもや、キレル子は、間違いなくこのワナにはまって、自分を嫌っていると思われます。 ブラックホールのように何でも吸収、ゲットしようという教育でなく、太陽のように、心の真ん中から光りと熱を出して周囲をあっためるぽっかぽっか教育を創りあげたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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