テーマ:障害児の親として(1425)
カテゴリ:保護者に対して
あるクラスで、担任の先生が、長期休養となってしまいました。
先日、公式に発表されたばかりですが、実際には、一週間、既に教務主任の先生を中心に、他の先生に教えられていました。 そのクラスの子どもの保護者が床屋をしているものですから、散髪がてら、よもやま話をしていましたら、全然学校のことを話していないことがわかりました。 子どもにとって、担任の先生が毎日、「病気で」休むって大きなことのはずです。それさえ、伝えきれていないのです。 その子は、ごく普通の物わかりの良い、やさしい女の子です。1年生で。 お父さんも、とっても子育て熱心で、何かあると、学校に傘をもって迎えに来る、ほほえましいパパです。 先生が休む前にも、当然、「異常」を子どもたちは感じていたはずです。それも伝えられていませんでした。 だいたい、他の保護者からも、問い合わせの電話も何もありません。 私は、この現実にゾ~~~っとするものを感じました。 先生のことでさえ、こうですから、友達関係のこと、いじめられていること、勉強がついていけなくなったこと、などなど、お家で話せるはずがないのです。(私のイタズラ実験のことは、話してくれているようですが) つまり、楽しいことは、話せるけれども、つらいこと、嫌なこと、悲しくなることは、話せないものかもしれません! 大切な緊急を要することほど、話せないのです。 対策は、子どもにできるだけ、学校のことを話してもらうように、し向けることでしょうが、限界があるでしょう。 親が積極的に、常に情報収集をする必要があります。 私のおすすめは、何と言っても、学級訪問です。授業参観以外は、のぞいてダメということはないのです。 忘れ物を届けたついでに、PTA活動のついでに、あれこれ用事を作っては、のぞいてくることをお薦めします。 かえって、参観日は、よそ行きの学校ですから、本当の問題点が見えません。普段の日に、突然、のぞくのが一番です。 廊下を歩くだけで、結構、学校の雰囲気がつかめるはずです。 掃除の様子を見ただけで、指導力を伺えます。掲示物なども。 職員室にも、できるだけ入ることをお勧めします。 先生の机の上がどうなっているか、で、その先生の性格がつかめます。職員室の空気も、重要です。 よく、職員室の前の廊下で立ち話をしてしまう保護者を見かけますが、もったいないことです。一歩、「失礼します」と中に入っちゃってから、おしゃべりをすればいいのです。 とにかく、伝えるのは、学校の責任とばかりは言っていられません。特に、わが子が個人的に巻き込まれているトラブルは、担任にも見落とされている可能性が、とても高いのです。 わが子のために、労を惜しまない方は、とにかく用事をつくって教室に出入りをするか、遠くから眺めるのがベストです。 教室でのわが子の自然な姿をみれば、親御さんなら、ピンとくるものがあるはずです。 あと、他の保護者との連携を密にすることです。情報交換のネットワークを、何と問題視する説もありますが、スクラムを組むことは、絶対に必要です。 そのためにこそ、学級懇談会やPTAもあるはずです。 現代日本の時代の遺物と言われている、教育システムの根本の問題は、市場力学が入ってないことです。 性悪説ではありませんが、人間は弱い動物です。安易に流れることは、止めようがないのです。 それを阻止して、人間の良い面を引き出してくれるのが、マーケットバランスです。パワーには、必ずカウンターパワーが必要です。相手をやりこめるためではなく、相手の健全な成長のためなのです。 会社の経営者には、労働組合が必要なように、先生には、保護者の連帯が、良きにつけ悪きにつけ、とにもかくにも必要です。 その緊張感から、ステキなものが生まれてきます。 私の実験教室も、出来が悪ければ、二度とお呼びがかからないだろう、という緊張感が、パワーを出します。 頑張っても、頑張らなくても、何の反響もない世界の人の仕事など、信用出来ますか? 話がちょっとそれました。 実は、 ……… ガガ~ン。衝撃的なことがわかりました。 言っていいのかなあ。迷惑かけるかもしれませんが、問題だと思うので、私の責任で、書いちゃいます。 その休養中の先生の後任に白羽の矢が立った、別の学校の先生から電話がかかってきました。 明日から出勤なのですが、何と、教育事務所から、勤務地の何の情報ももらってないのです。なぜ、休養しているのか、クラスの状態はどうなのか。仕方がないから、私のところに電話をよこしたのです。補助員の。 空いた口がふさがりません。 だからこそ、学校任せには出来ません。 学校のオーナーは誰なんでしょう??? どこかの巨人軍みたいな、でしゃばりオーナーは問題ですが、 全然、仕事をさせてもらえないオーナーは、立ち上がらなくては。 ……… スポ少に入られた親御さんなら、わかると思いますが、スポ小には、「親の会」がありますよね。中学の部活にも、あるところが多いと思います。ちゃんと総会もやっています。 親の会が予算をもって、監督を雇って?(基本はボランティアですが)いるのです。 これと、担任の先生=監督も、少しも違わないと、単純な寅さんには、思えてしまうのですが。 何年何組 親の会を作ればいいのです。正々堂々と。 どう思われますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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