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先日、生徒に、「英語は何のために勉強するんだ!?」 「僕は外国に行くつもりはないし、外人と話す機会なんて、 ほとんどないじゃないか・・○▽▲◆」 と言われました。
あなたなら、何と答えますか? 確かに、実用的なことを考えたら、 会社でも、英語を使う必要のある人って、どう考えても少数でしょう。
試験があるから? そう言えば、入学試験はもちろん、入社試験でも、 お宅は、英語とご縁がないでしょう? と思える会社でも、なぜか、英語のテストは出ます。 なぜ? これは、一つには、英語は数学なんかと違って、一夜漬けが効かないからでしょう。 真面目にコツコツやるタイプかどうか、それが見えやすい、ということがあるでしょう。
しかし、それだったら、他にもテストする方法があるでしょうし、 第一、そのために、膨大な時間を使って勉強するなんて、 あまりにも、ムダじゃないでしょうか?
私は、英語に限らず、外国語を勉強する意義は、 自分の発想の殻を破るためだと思っています。 日本に住んで、日本語をしゃべっている限り、 思考の道具も方法も、日本語の枠の中でするしかありません。 人間は、言語の壁を越えて思考することは、とっても難しいものです。
ところが、外国語は、その根っこから、別のアプローチで迫ってきます。 日本人が思いもよらない発想ばかりです。 この発見こそが、英語の楽しさであり、また、意義でもあると思います。
その意味で、わけもわからず、丸暗記をさせる学習指導は、 私は大反対です。 え?何で、こんな言い回しをするの? っていうところにこそ、私たちが思いもよらない、お宝の発想が潜んでいるのです。 それを解説しない英語指導は、一番おいしいところを捨てているのです。
できるだけ、理屈で納得してから、暗記するように指導しましょう。 それによって、英語圏の文化や精神世界、そして、対照的に、 日本の文化や精神世界が浮き彫りになってきて、国語力のアップにもつながるはずです。
人が、つまらないと思うことに、楽しさを発見すること、 それこそが、才能だとも言えます。 単語の一つ、文法、語法の一つにも、驚きの発見をすることができたら、 もう、勝ったようなもんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.17 00:38:45
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