真っ暗な映画館のなかで、たったひとりで映画を観ていることを想像してみてください。
映画があまりにリアルで場らしい出来栄えであったため、自分が観客であることを
忘れてのめりこむことってありませんか?
映画の主人公に感情移入してしまったことってありませんか?
でも、映画は映画でしかありません。
偉人伝の映画を観て、自分が素晴らしい人間になったつもりになって、「俺って何て素晴らしいんだ!」
と叫んだり、逆に、惨めな主人公に感情移入して、「私なんか、生まれて来なきゃよかった」と
命を絶ったりしたら、それはもう、単純に「おバカ」ですね。
もしも、イジメで、自殺しそうな人がいたら、「そのうち良いこともあるよ、元気出しなよ。」
と励ましてあげるべきだろうか?
いやいや、そんなことよりも、彼が根本的な勘違いをしていることを、最初に教えてあげるべきでしょう。
「これは、ただの映画だ。おまえとは何の関係もない」と
この映画に気づくことが、主体性を持つことだと、私は考えます。
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Last updated
2019.05.18 20:43:49
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