「赤毛のアン」で、私が一番学びたいことは、アンの些細なことに喜びの種を見つける能力です。
アンが初めて村にきたとき、村の人が単に「並木道」と呼んでいるような普通の道にも、それが季節には、素晴らしい白い花を咲かせるということで、「幸せの白い道」という名前を付けてしまいます。
このように、他人から見たら、そんなことで何でそんなことで喜んでいるの?ということにもいちいち感動して喜んでしまうわけです。
私はこれこそ、アンの幸せを作り出す核なのではないか、と思います。
さらにこの能力を掘り下げると、アンが他人に嫉妬心をほとんど持っていない、ということと関係しているようにも思います。嫉妬心は他人を落とすことを念じるわけですが、僕たちの潜在意識には、「主語がない」とはよく言われることです。他人に対いて「落ちろ」と念じると、それが実は、自分自身に対する呪いの呪文になってしまうのですね。
アンのように、積極的に良いことを念じなくても、悪い呪いを出さないだけでも、素晴らしい運命を切り開くエンジンになるよ、という見本じゃないでしょうか。
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Last updated
2021.04.20 09:27:28
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