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カテゴリ:動物
パンダのことを知るため2007年2月に発売された
パンダ育児日記に読むと、写真だけでなく面白い内容があったので紹介する。 今から3000年ほど前の古文書に記載されているほど人とパンダのかかわりは古い。 1985年にはわずか1000頭ほどに減った。現在は1600頭にまで回復したが、それでも絶滅の危機が懸念されている。 野生パンダは300頭ほどで、四川省にある生息地は世界自然遺産に登録されている。 ”生きた化石”と呼ばれるパンダは1000万年前(800万年前とも)に肉食から笹を主食とする動物へと進化した。 なお、中国のパンダ保護センターには、1350年前に中国と日本のパンダ交流がはじまった。 中国では唐の時代、日本では飛鳥時代で遣唐使が行き来していた時代のこと。日本の最初の歴史書、日本書紀(皇家年間)の記載によれば、685年10月22日、唐の女帝、則天武后が生きた雄雌の白熊(ペアのパンダ)と毛皮70枚を日本の天武天皇に贈呈したとある。 そんな大昔に海を渡って日本へ来たというのだ。 歴史上で1972年までの間記録はない。 保護センターでは長年の研究からパンダの栄養バランスを考えて特性の栄養団子を与える。その中身は飼料各種に果物、野菜、鉱物や微量元素、ビタミン類が含まれている。 パンダの鳴き声は11種類あるともいわれている。 なお、本書からではないが、パンダは中国の四川省、甘粛省、陜西省の竹林に生息しているが、北は北京から南は広州まで、東北と西部を除く中国全土に生育していた。 さらにはベトナムやミャンマー北部などからもパンダの化石が出土しており、かつてはパンダが広範囲に生息していたことがわかっている。 これらの知識をもってパンダを見ると、見方も変わるし、より深く楽しむことができるであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月23日 20時53分11秒
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