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西洋陶器を求めて - 内外の洋食器 -

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2017.12.17
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カテゴリ:***** 科学 *****
生物の原理を応用した開発、バイオミメティクス(生体模倣)を近年、盛んです。
以前のオリンピックで使われた「サメ肌水着」もバイオミメティクスの一例です。

サメ肌水着では、サメ肌上に水着の表面に凹凸を付けました。
サメ肌状にすると、水の抵抗が小さくなりスピードが出るからでした。

しかし、生物の真似が、常に成功するとは限りません。
カモメの翼をまねした飛行機、ボニー・ガルも失敗例のひとつです。

ライト兄弟飛行から20年以上、1928年と言えば既に飛行に適した翼形状は周知でした。
その時代に、「理想の翼形状は鳥の翼」と主張する技術者がいました。
それがアメリカのレオナード・ヴォーデン・ボニーでした。

ボニーはカモメの翼を研究し、独自の飛行機を作りあげました。
それが下の画像の「ボニー・ガル」です。
背面から見ると、まさに鳥の尾の形をしています。




 ※画像出典: http://www.stickandtissue.com/

ボニー・ガルは、鳥の様に羽ばたくことはできません。
しかし、翼は角度を変えたり、折り畳んだりできました。

1928年5月4日、周囲の制止を聴かず、ボニーはボニー・ガルの飛行を試みました。
離陸間もなく、ボニー・ガルの尾翼は左右に揺れ、制御不能となりました。
ボニー・ガルは高度30mから落下して、操縦していたボニーも帰らぬ人となりました。

ボニーは翼の角度を変えてブレーキをかければ、短距離着陸も可能と主張していました。
残念ながら、それは試されることはありませんでしたが。

生物の模倣が正しいとは限りません。
生物の体はしばしば理不尽で、非合理的な構造をしています。
その理不尽な構造を、生物は器用に操っているのです。

鳥の翼を過信しすぎたボニーは命を落としました。
そして、その後、鳥の翼を真似た飛行機が、世界の空を飛ぶことはありませんでした。





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Last updated  2017.12.17 19:46:24
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