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カテゴリ:男声合唱
6月10日(日)毎年恒例の鹿児島県合唱祭が開催された。数えて69回目だという。 終戦後まだ世の中が落ち着いたかどうかわからない時代に形はどうであれスタートしていたのだ。 私の記憶の中で過去にこの伊集院町(当時は平成の大合併の前でまだ日置郡伊集院町だった)で合唱祭が何回か開催された記憶はある。しかし、このところ毎年、鹿児島市の宝山ホール(鹿児島県文化センター)で開催されてきた。おそらく離島を含む県下一円から集まる団体の交通の便などを考えてのことではなかったろうか。ところが、今年はその宝山ホールが改装中ということで、久しぶりの伊集院文化センターでの開催となった。 参加団体は離島の種子島からの参加もあり、59団体。一日での開催としては限界だろう。何故なら朝9時30分開演で閉会が17時43分。一団体当たりの演奏時間は6分である。好きなことだから苦にならないが、1ステージ6分のために集まるのである。 会場の日置市伊集院町にある伊集院駅に降り立つと「島津義弘公」の勇姿が迎えてくれる。 あの関ヶ原の戦いで敵中突破(退き口)で有名な島津義弘の菩提寺である妙円寺(現在は徳重神社になっているが、すぐ近くに妙円寺も再建されている)があるからだ。毎年秋には、鹿児島の三大行事の一つである妙円寺詣りが行われ義弘 公の威徳を偲んで鹿児島市内からも多くの人が歩いて参拝する。 (妙円寺詣り、徳重神社につては2011、10,23と2013,3,22の拙ブログに詳しく書いた) 義弘公の勇姿 本番前の声だし風景 歳はとっても気は若い! この日のステージは日本民謡から2曲、「最太郎節」と「知覧節2012」 知覧節は現在の鹿児島県南九州市知覧町で歌い継がれてきた民謡で合唱曲としては間宮芳生の曲がいろいろな合唱団で歌われてきている。 「知覧節2012」は私たちの2012年の第8回定期演奏会に際して「五つの鹿児島民謡」として作曲家伊地知元子氏にお願いした委嘱作品の中の一曲である。曲の持つこの地方の風流さと素朴さがよく表現されている。知覧は特攻基地として有名だが、武家屋敷群も国の重要伝統的建造物群保存地区である。 8月4日(土)開催の第10回記念演奏会でも演奏する。 上の2枚の写真は先輩のAさんのご好意により転写させていただいた。感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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