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カテゴリ:旅行・ドライブ
9月7日から一泊二日のドライブ旅行に出た。 いや、正確に言うと私にとってはドライブ旅行だが運転した人間にとっては重要な主目的がある運転である。 九州自動車道をひた走り、私が先ず降ろされたのは博多の街中。博多にはほとんど土地勘のない私が一人でうろついていると博多座の前にいたという次第である。歌舞伎の旗も賑々しく「十三代目 市川團十郎白猿襲名披露 八代目 市川新之助初舞台 九州博多座大歌舞伎」そのものの公演の場所だった。 歌舞伎には疎い私でも名前は聞いたことのある役者の公演のある現場に偶然立って写真を写す幸運に恵まれたというわけだ。 博多座を後にして、また歩いているとこれも名前は聞いたことのある「上川端通」に行きあたった。 初めての通りに物珍しさもあってブラついてみた。知らない街を歩くのは楽しいものだ。 その後、ドン・キホーテを見て回り連れとの約束の時間が近づいてきたので、先ほど降りた駐車場まで戻った。ちょうど時間も合ってそこで再び合流できた。 車はこの日の私の目的地である志賀島へ向かう。海の中道を通って快適なドライブコースを進む。 志賀島はもう20数年以上前までに数回訪ねたことがあるが、今回はその時も訪ねていない「金印公園」と「蒙古塚」が主目的地である。 その二つの目的地を訪れる前にも一つ気になっていたのが島に入ってすぐ右側にある「志賀海神社」である。下の写真の案内板にもあるように万葉集の時代からある歴史ある神社である。 鳥居の先は階段になっている。 階段を登って行くと左側にいきなり宝篋印塔(ほうきょういんとう)が立っている。 この宝篋印塔は鹿児島の島津家菩提寺福昌寺跡にある島津家歴代の当主とその奥方の墓標としても造られているので私の目にすぐ飛び込んできた。 ここの説明版に以下のように書かれていて、私も宝篋印塔について詳しく知ることができた。 宝篋印塔はもともと過去・現在・未来の幸福を願った仏典(宝篋印陀羅尼経)を納めた塔で、わが国では石塔婆(いしとうば)の名称となっている。 志賀海神社のこの石造宝篋印塔は花崗岩を用い高さ334,5cm、上部に反花座(かえりばなざ)のある基礎、立法体の塔身、二弧式馬耳形の隅飾りを持つ笠、その上の相輪の四石からなり、塔身の四方には文殊、宝生、阿弥陀、不空成就の四仏の梵字をまた基礎には二面にわたり造立者と貞和3年(1347)の造立年を刻んである。 現存する宝篋印塔としては県内最古であり、その清楚な姿からしても福岡県を代表する石造物の一つである。 神社の前に狛犬が睥睨するかのように参拝者を見つめる。 拝殿前の山門も立派で歴史を感じる。 本殿 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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