テーマ:グランドカバー(1534)
カテゴリ:ヒメイワダレソウ
植えてはいけないヒメイワダレソウを誤って植えてしまった場合、それも最悪なことにクラピアと混じってしまった場合の見分け方を説明します。 注意喚起)ヒメイワダレソウ(リピア、リッピア)は、生態系に大きな被害を及ぼす恐れがあり対策の必要性が高いとされる重点対策外来種に指定されています。 似たような生態の両者ですが微妙に違いがあるので詳しく説明します、先ずは一見して分かりやすい花の違いからです。 ![]() ![]() ヒメイワダレソウがピンク色でクラピアが白、またはその逆なら一目瞭然で区別が付くので、どこに植えたか一瞬で判断が付くでしょう。 ![]() ![]() 次に違うのは開花時期です、一般的にはヒメイワダレソウの方がクラピアより先に咲くので違いが分かります、画像の左側がヒメイワダレソウですがクラピアより一足先に咲き始めます。 ![]() ![]() 混じってしまったクラピアの品種にもよりますが、花数の少ないK7であればヒメイワダレソウの部分より花のつきが少ないので判断が付くと思います。 ![]() ![]() 繁茂期になると両者とも花数が多くなってくるので分かりづらくなってきますが、ヒメイワダレソウはクラピアより花が大きいので、白花だと真っ白な絨毯状になります(画像の左側) 以上が花の違いでヒメイワダレソウとクラピアを見分ける方法です、次は葉っぱとランナー(匍匐茎)での見分け方を説明します。 ---------------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------------- 春先や秋口は花もないのでヒメイワダレソウとの区別が付きにくいですが、よく見ると違うところもあるので紹介します。 ![]() ![]() 葉色が濃いクラピアK7だと葉っぱの色でも判断が付きます、画像の左側がヒメイワダレソウになりますが、よく見ると同じ緑でも濃い薄いがあるのが分かると思います。 ![]() ![]() 反面、葉の形状はクラピアK7と似ているので区別がつきにくいです、他の品種例えばK5は丸っこい葉っぱなので違いが分かります。 ![]() ![]() 次に、秋口はヒメイワダレソウの部分が先に赤茶けてきます(画像の赤くなっている部分がヒメイワダレソウです)植栽環境によっては違うと思うので一概には言えないかもしれませんが、緑色維持期間はクラピアの方が長いです。 ![]() ![]() 最後にランナー(匍匐茎)の違いです、ヒメイワダレソウの品種によってはランナーの色が赤っぽい品種があります、またクラピアに比べると一般的に細くヒョロヒョロとした感じになります。 以上ですが完全に混じってしまった場合(ヒメイワダレソウの方が少ない)は区別が付かない場合もあると思います、その際はクラピアが優勢になりヒメイワダレソウが衰退したと判断すると良いでしょう。 生育状況は植え付けた地域の気候及び土壌環境や植栽方法によって左右されます、全てのクラピアがブログの内容と同じになるとは限りませんのでご了承ください。 クラピアと間違えてヒメイワダレソウ(リピア、リッピア)を植えられる方がいますが規制されているので注意が必要です、ヒメイワダレソウは種でも増えるため生態系に甚大な被害を及ぼすおそれがあるとして生態系被害防止外来種リストに掲載され、重点対策外来種に指定されていますので植えないようにしてください。 愕然とするヒメイワダレソウとクラピアの違い ※クラピア ® は、株式会社グリーンプロデュースの登録商標です。 ※ミドリス ® は、ミドリス株式会社の登録商標です。 ※ゴールデンスター ® は、キンボシ株式会社の登録商標です。 ※アーシング ®(Earthing)は、株式会社アーシングジャパンの登録商標です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年01月24日 04時57分38秒
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