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mik.hamaのいい加減にします

2019.10.26
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カテゴリ:オーディオ
アナログオーディオ時代のレコードに、
英語ではダイレクト トゥー ディスクという、
通称ダイレクトカッティング・レコードと呼ばれた、
テープレコーダーを使わない一発録りで、
レコードの原盤になるラッカー盤を作る方式があった。

簡単にいうと、ライブ演奏の音源を、
そのままカッティングマシンに送り込む生録である。

音の点では余計なものを通さないので良いのだけど、
原盤が一枚しかないので量産が出来ず割高なのが特徴。

メジャーな所ではシェフィールドLabが特に有名で、
他にはM&Kリアルタイムがあって、
どういう訳か、いずれもアメリカのレーベルだ。

M&Kリアルタイムは、1978年のRT-101に始まり、
1982年のRT-308辺りの5年ほどの活動がメインだったようで、
CDも2枚ほど出しているけどアナログレコードが本流。

シェフィールドのようにテープレコーダーは回していないので、
今、M&Kリアルタイムの音を聴きたければアナログのシステムが必須である。

M&Kの詳細は良く分からないけど、
2人のプロデューサー、ジョナス・ミラー氏とケン・クライゼル氏がキーマンのようだ。
現在ではスピーカーシステムに関わっているようで、
Miller & Kreisel Sound Corporationとして頑張っている。

どうも発表されたレコードの数が30に満たない所を見ると、
トータルの枚数もたかが知れていて、それ程儲かったとは思えず、
趣味の延長で始まり、CDが出てきた時点で止めてしまったのではないか。

家にある、M&Kリアルタイムのレコードは2枚しかないけど、
リミッターとかイコライザーは一切使っていないと思われる、
音に煩いオーディオマニアが生録したような臨場感を伴った独特の音がある。


1978年盤のエド・グラハムの「ホット スティックス」。
録音はM&K Realtime Studio。
45回転片面に一曲ずつ入っているだけのジャズのレコードで、
プレスはドイツのテルデック。

A面はウェズリー・ブラウンのベースと、アール・ハインズのピアノを加えた、
トリオによる名曲のキャラバンで、B面はドラムの即興演奏だと思う。
シェフィールドのドラムレコードとは違うけど貴重で一級の録音だ。


これも1978年盤のロイド・ホルツグラフの「ザ・パワー・アンド・ザ・グローリー Vol1.。
ロスアンゼルスのファースト・コングレゲイショナル教会で録音。
ドイツのテルデックプレス。

バッハのトッカータとフーガをはじめ、オルガン音楽が4曲。
このレコードが凄いのは、普通であればカットするか、
意図的にレベルを下げられる様なホンモノの超低音である20~30Hzが、
中域と殆ど変わらないレベルで録音されている事だ。
これを見ても、このレーベルは信号に一切手を加えていないことが分かる。

このレコードを買った当時のメインシステムには、日立のLo-Dが開発した、
自作のアコーステック・スーパー・ウーファー(ASW)があったので、
音というよりは、家鳴り振動の圧迫感を味わえたのだけど、
今の家のシステムでは再生不能なので宝の持ち腐れである。






最終更新日  2019.11.19 10:01:56
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