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2020.08.29
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カテゴリ:オーディオ・音楽
初めて、キース・ジャレット・ワールドへ飛び込んだのは、
1979年発売の「アイズ・オブ・ザ・ハート」だった。

1976年5月にオーストリアでライブ録音されて、その2年後にようやくアルバムとなり、
それがアメリカン・カルテットと呼ばれるメンバーによるものだと知ったのは大分後の事だ。

独ECMに代表される、ヨーロピアンジャズはジャズ原理主義者には評判は悪いけど、
プロデューサーのマンフレット・アイヒャー氏とキース・ジャレット氏のコンビは、
ずっと色んな革新的な音楽を幾つも生み出して、
アメリカ以外のジャズレーベルとして今では確固とした地位を確立している。

このアルバムにみなぎる緊張感は、キース・ジャレット氏の他に、
デューイ・レッドマン氏、チャーリー・ヘイデン氏、ポール・モチアン氏で続けてきた、
4年弱のグループとして終焉を告げる葬送曲のようなものだからだろうか。

手元にある、当時のドイツプレスのLPと再販されたCDを並べてみる。
旧き佳きアメリカンジャズ以外の、
即興で演奏された新しいヨーロピアンジャズを初めて聴いた時の衝撃は今でも変わらない。


キース・ジャレット氏の音楽で、もう一つ印象に残っているのが、
ゲイリー・ピーコック氏とジャック・デジョネット氏という二人を加え、
新しくトリオを組んで作られたスタンダーズVol.1。
各々、革新的なオリジナル曲で鍛えられた一級のミュージシャンが、
ジャズのスタンダードを演るとどうなるかという見本でもある。

当時のドイツプレスのLPと、SHM-CD仕様のCD。
音はLPの方が好きなのだけど、
B面最後のGod Bressed The Childは、何回聴いた事か。

元曲が、今では伝説のジャズシンガーというビリー・ホリデー氏の曲との事で、
後で探して聴いてみたけど、殆ど分らん位に別の曲になっている。


音楽的には、Vol.1の方が上だけど、Vol.2も持っていた方が良い。
以前紹介した、前衛ジャズのアーチ―・シェップ氏もスタンダードを演ると凄いなあ、と思うけど、
音楽を聴くだけの一般人は、突出した才能の一流ミュージシャンには、だたただ敬服するしかない。


付け加えると、上記の3枚は、オーディオ評論家の長岡鉄男さんも絶賛していた好録音でもある。

これに加えて、【ザ・ケルンコンサート】を加えれば、
キースジャレット・ワールドへの足掛かりとしては十分だと思う。





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最終更新日  2020.08.29 19:30:05
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