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カテゴリ:Travel(ハワイ・NY)
ホテルに着いて、荷物を広げ、ネット接続で四苦八苦しているうちに、午後6時をまわった。外はまだ明るく、東京だと午後4時ぐらいの感覚。外がこの時間、暑いのやら寒いのやら、まったく想像できなかったのだが、出てみたら、案外むし暑かった。
ホテルから500メートルのタイムズスクエアに久々に行って、そのにぎわいぶりに度肝を抜かれる。 こんなに賑やかでしたっけ? 以前より広告も派手にデカくなっている気がした。本当に不況なんでしょうか、NY? トニー賞の授賞式の模様を見守る人々。 それから、とりあえずディナーをしようということになった。 NYのレストランでふらっと入って当たった記憶は、ほとんどないので、Mizumizu母のガイドブックに載っていた「自家製の生パスタが絶品のイタリアンConvivio」へ行くことにした。 42番通りを国連ビルの方向へ。途中でMizumizu母が疲れてきたので、タクシーを拾ったが、渋滞でタクシーはなかなか進まず。途中強引な割り込みなどもあり、運ちゃん、「みんなクレイジーだよね~」とMizumizuに苦笑い。まあ、東京もこんなものかな? レストランの場所はわかりにくそうなので、国連が見えてきたあたりでおろしてもらう。 実はMizumizu弟は、アメリカに住んでいた。そのときにたまった硬貨(札ではないということ)を日本に大量に持って帰っていて、実家に置いておいたよう。Mizumizu母が今回それを持ってきたのだが、1ドル硬貨、25セント硬貨、50セント硬貨などなど、数えてみたら8,000円分近くあった!(アメリカで使い切って帰ってこいよぉ~)。なんで、今回は我々がなるたけそれを使い切ろうと、タクシーはコインで支払った。 タクシーの運ちゃん、ジャラジャラ硬貨をもらって、なぜか喜んでいた(古い硬貨だったから? ちょっと多めにわたしたから?)。 ガイドブックの地図で見た感じでは42番通りに面しているのかと思ったのだが、ちょっとひっこんだ建物の一角にあった。でも、まあ、基本は国連ビルのすぐ手前のブロックなので、道をはさんで国連の向かいにある建物の階段のぼってグルグルしてるうちに着いた。 予約なしに行ったのだが、座れた。というか、席はものすごくたくさんある。しかも、隣りとの間隔が狭い。青山あたりの店のよう。写真はこちらをどうぞ(ね? 狭いでしょ))。 道に面したテラス席もあって、そちらのほうはゆったりしていて天気がよければ気分よさそう。テラス席は予約のみのようだった。 ストラッチャテッラ(トマトソースとクリーミーなチーズをパンにつけて食べる小さな一皿)とサラダを前菜に取り、プリモにアニョロッティ(ラビオリの一種)とフジッリ(ねじれたショートパスタ。ラグーソース)を頼み、セコンドは飛ばしてデザートにパンナコッタ(1皿)。ハーフボトルのスプマンテ(スパークリングワイン)はベネト産をチョイス(35ドル)。 席はたくさんあり、場所はそれほどわかりやすくはなく、値段もそれほど安くはないのだが、非常に混んでいた。食べてみて納得。味もサービスも十分に満足。 前菜はユニークな味だった。サラダも見た目「ブツ切りですか?」と突っ込みたくなったのだが、なんのなんの、野菜に歯ごたえがあって、ドレッシングもさっぱりした個性派。 ストラッチャテッラもあまりイタリアでは食べない味。本格的なイタリアの素材を使っているのだが、どことなく本国の伝統的な調理方法と違う。日本にもおいしいイタリアンは多いが、それとも違う。 これがニューヨークスタイルなのかな? パスタも硬めで歯ごたえがある。軽いアニョロッティのほうがお薦めかな。中の詰め物(なんとブッラータチーズとリコッタチーズを入れてるらしい!)とソースの合わせ方がおもしろい。ラグーソースのフジッリはやや重く、量が多い(女性2人なら、これ1皿を2つに分けてもらってちょうどいいぐらいでは?)。 パンナコッタも、ゼラチンは少なめにゆるめに固めて、上にピスタチオなどのナッツを散らし、さらにとってもすっぱいシャーベットと焼き菓子をのせている。どれも主張が強い味で、「う~ん、日本と違う。イタリアとも違う」とうなった。絶品というのではないが(失礼!)独創的な味。メニューはこちら。 全部で121ドル(チップ込み)。これだけ独創的なものを作ってくれるなら、十分納得できる値段。それにドル安だし♪♪ ワイキキの日本人経営のイタリアンのように、「合計金額の15~20%のチップを払え」などともちろん書いていない(電卓でチップ計算する客も当然ながら皆無)。超高級店ではなく、カジュアルな服装でもオーケーだが、わりとドレスアップして来ている地元民らしい客が多かった。 ウエイターもソムリエもとてもフレンドリーで礼儀正しい。いい店だった。飛行機の機内食のあとの最初の食事だから、なおさら美味しく感じたのかも?(苦笑) 生パスタ好き、個性的なイタリアンならちょっと高めでも行ってみたい、という向きにはお奨めの店。 店の前から、タクシーも簡単に拾える。 帰りは5番街でタクシーを降りる。今回は荷物もないので、全然オッケー。相変わらずコインで払ったら、今度のタクシーの運ちゃんは、不機嫌そうだった(古い硬貨だったから? 多めにわたさなかったから?)。「1ドル足りない」とかなんとか言っていたが、「じゃ、見せて。私がもう1度数える」と手を出したら、そこは賑やかな5番街、すぐに次の客が乗り込んできた。すると、「いいよ」と言って、そのまま行ってしまった。 ホテルの部屋に帰ると、きちんとベッドメイクがしてあり、枕にはメッセージとチョコレートが。メイドさんのサービスもちゃんとしていそう♪ 外出中にどの程度ベッドメイクしてくれるかも、ホテルのサービスの良し悪しを決める大切なポイント(北海道のウィンザー・ホテル洞爺は凄かった)。 しかし、メッセージに明日の気温が華氏で書いてあると…(苦笑)。あとでネットで調べなくっちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.08 21:37:25
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